初心者ブロガーは稼げるの?100記事を達成したブログ収益を公開!
どうもりゅうちゃんです。
今回は、ブログ初心者の私が100記事に到達したので、累計収益やPV数などについて書いていきます。
これからブログを書こうと思っている人やブログは稼げるのか、と疑問に思っている人に見て頂きたいと思います。
はじめに
ネットでは、 「稼ぐには、まずは100記事。」ということが書かれています。このことから、多くの人が「100記事」を第一目標としてやっているのではないでしょうか。
私自身もブログを書き始めた時の目標が100記事を書くことでした。
そして、今回1年半をかけて達成することが出来ました。
最初のころの記事を見ると、100記事を達成しよう。と質より量で投稿しているのが伝わってきます。
この時は、「毎日投稿しなきゃ。」という気持ちで投稿していました。量も大切ですけど、やはり質に勝るものはありませんね!なので、無理に毎日投稿しなくても良いのではないか、と思います。
また、「初心者ブロガーや無料ブログは稼げない。」ということも書かれています。
これに関しては、稼げないことはないが、稼げる人は少ない。というのが正しいかもしれません。
なぜなら、無料ブログで継続している人が少ないからです。
そのため、稼げないならやめよう。とは考えない方が良いと思います。
累計収益
それでは、私の収益を見て頂きたいと思います。
私の初収益は2020年3月29日でした。
そして、そこからの収益は以下の通りとなっています。
以上のように、約半年間で1万円近い収益が達成しました!しかも、私は無料版で収益が出ているためノーリスクでのリターンです。まだ収益は少ないですが、もう少しでスマホ代は稼げそうです。
これで言えることは、「初心者ブロガーでも稼げる」「無料版ブログでも稼げる」ということです。
ただ、主に見て頂いているのは10記事くらいだと思います。
それと、みんながこれくらい稼げるのか。というのは分かりません。これよりも多く稼いでいる人もいれば、そうでない人もいます。それは、見られる記事をどのくらい多く書けるのかが大切になってきます。
PV数は?
私のPV数は、約300~400/1日くらいとなっています。私自身もこれが多いのか、少ないのかが分かりませんが、自分には「多い」と言い聞かせています。(笑)
これに関しても人それぞれになってきます。収益を増やすにはPV数を増やすことが必須ですので、試行錯誤をしていくことが大切です。
私の次の目標は、4桁PV/1日です。やはり、PV数があった方がブログのモチベーションも高まりますからね!
「有料はてな」か「ワードプレス」か
ブログである程度の収益が発生してくると、有料はてなにしようかワードプレスにしようかで悩んでくると思います。
これも人それぞれですが、自分がなにをしたいかで変わってくると思います。デザイン性なのか、始めやすさなのかなどです。
私の場合は、まずはブログを書くことに慣れてみようと思ったので、無料はてなブログから始めました。
そして、収益が発生している現在、そろそろ有料ブログに変えようと思っていますが、どっちにしようで決めきれていません。
最後に
今回は初心者ブロガーは稼げるのか。そして、100記事を達成したブログ収益についても書いていきました。
はじめは稼げるのか、と半信半疑で始めたのを覚えています。そこから、100記事書けば稼げるという記事を見たので、それを目標に続けていきました。
そこから1年が経過して、初めての収益が発生しました。100記事までいかなくても収益が発生したので、収益までの記事数は人それぞれです。
何事も継続していていけば結果が付いてくると思います。しかし、ただ継続しているだけでは意味がないと思います。正しいものを継続していけば、必ず収益は発生していくでしょう。
皆さん、今後もよろしくお願いします!
なぜ、私が投資を始めたのか。そして、初めての投資は何か。
どうも、りゅうちゃんです。
今回は、「なぜ、私が投資を始めたのか。」と「初めての投資は何か。」について書いていきたいと思います。
私のブログは、投資商品の比較やオススメの本を紹介するのが中心ですが、今回は自分自身のことを書いていきます。
この記事を読み、これから投資を始めようとしている人や何に投資しようか悩んでいる人の参考になれば良いと思います。
それではいきましょう!
なぜ、私が投資を始めたのか。
社会人1年目の生活
私は高校卒業後、地元の企業に就職しました。
そして、念願の初給料(確か16万円くらい)を貰いました。
当時、「自分には投資なんて関係のないことだ。」と思っていたので、給料を貰い、すぐ使い、余ったお金を貯金する。という流れを繰り返していました。
一見お金が貯まらなそうに見えますが、お金のかかる趣味をしていないことと、実家暮らしのため、1年くらいで60万くらいを貯めることが出来ました。1年目にしては頑張った方だと思います。これを定年まで続ければ、2,000万円くらいは貯まるだろう。と思っていました。
ただ、この先には結婚や子育て、マイホーム、老後などのライフイベントが多くあります。
また、100年時代、年金の減額、社会保険料の増額などを考えると、このままでは足りないのではないか。という不安もありましたが、何もせずに過ごしていました。
そして、投資とは無縁のまま社会人1年目を終えます。
社会人2年目で複利を知る
社会人2年目を迎えたある日、急に兄から「複利って知ってる?かなりスゴイぞ!」という話を聞きました。
そして、即ネットで複利について調べて、下記のような複利の計算をしてみました。(我ながら、この行動は素晴らしかったと思います。(笑))
上記のグラフは、定年までの40年間、毎月5万円を銀行預金(年率0.001%)にした場合の複利計算です。この場合、40年後に受け取れる利息は4,791円です。
一方、定年までの40年間、毎月5万円を複利で積立投資した場合は、以下のようになります。
なんと、銀行預金の3倍以上の金額になりました。(ただ、この時はリスクなんか考えておらず、リターンのことしか頭になかったです。)
これを見た私は、「これが複利なのか!?銀行預金なんてバカバカしい。」と、複利の衝撃を受けた一方、預金はお金を貯めることは出来ても、増やすことが出来ないのか。という残念な気持ちにもなりました。
その時は、「これは確かにスゴイことだ!」と思っていましたが、何をすれば良いのか分からず、時間だけが過ぎていきました。
ただ、20歳で複利を知れたのは良かったです。なぜなら、複利は長期になればなるほど力を発揮するからです。そのため、20代で複利投資が出来れば、後半でお金の増えるスピードは加速します。
そこから数カ月が経過して、「インフレ」について再認識するようになります。(恥ずかしながら、学生時代に習いましたが、いまいち理解していなかったです。)
「インフレが続けば、お金の価値が目減りしてしまう。」という知識から、「このまま貯金だけしていては、将来使えるお金が減ってしまう。」と思い、いよいよ投資を視野に入れていきます。
このように、社会人2年目で知った「複利」と「インフレ」が私の心を動かし、投資魂が芽生えました。
もし、兄から複利について聞いていなければ、今でも投資をしていなかったでしょう。
そして、生涯知らずに過ごしていたと思います。改めて、身近にお金の知識(マネーリテラシー)がある人がいることの大切さを感じました。
初めての投資
「複利」と「インフレ」を知った私は、いよいよ投資を始めます。
ただ、「投資」と言っても世の中にはたくさん存在します。株式、債券、不動産、金、仮想通貨などです。
そこで私が行った投資が、「WealthNavi(ウェルスナビ)」です。
投資をしている人なら、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。(ウェルスナビについての記事もあるので、ぜひご覧ください。)
ウェルスナビでは、自動積立設定をしておけば、あとはリバランスなどを自動で行うので、手間をかけずに「長期・分散・積立」ができます。
そのため、日ごろ忙しいサラリーマンの人や投資に時間を費やしたくない人にとっては、とても良いサービスだと思います。
初めての投資にしては、良い投資サービスを選んだと思います。(笑)
そこからウェルスナビを1年間運用して、最終的なリターンはプラスで終えることが出来たので良かったです。
ウェルスナビをやめた理由としては、手数料が高く感じたのが一番です。それと、自分で運用してみたい。と思ったのも理由の一つです。
しかし、複利を活かすなら長期運用しないといけないので、1年でやめてしまうのはもったいないです。そのため、自分に合った投資法を早い段階で見つけることが大切だと思います。
また、投資と間違えて「投機」をしてしまうと、「やはり投資は危険なもの。」と、初めから間違った印象を植え付けてしまうので、投資と投機の違いも理解しておきましょう。
そして、ウェルスナビをやめた私は、米国市場への投資をしていきます。
その投資先として、「つみたてNISA」を利用した投信(楽天VTI)をするようになります。
そもそも、米国市場を選んだのは成長性です。ウェルスナビを利用していた時に「あれ、米国市場(VTI)のリターンが一番高いんじゃね?」と、1年しか運用していないのに思い始めました。
この時もリターンにしか目がいきませんでした。(笑)
そこから現在まで投信を運用しています。これは、20年以上の積立投資をしていこうと思っています。
また、投信に加えて、米国株式のETFと個別株にも投資をしています。これも継続していきたいと考えています。
初めての投資にしては、優良の投資商品、サービスを選べたと思います。やはり、事前に調べておくことが大切ですね。
影響を受けた著書と投資家
ここまでは、タイトル通り「なぜ、私が投資を始めたのか。」と「初めての投資は何か。」を書いていきました。
ここからは投資を始める際に、私が影響を受けた著書と投資家について書いていきます。
影響を受けた著書
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金持ち父さん貧乏父さん
これは定番中の定番で、投資家なら誰もが知っている著書です。また、多くの人が投資を始めるきっかけになったのではないでしょうか。
私がこの本で、金持ち父さんの印象に残っている言葉があります。
それは、「資産はあなたのポケットにお金を入れてくれるもの。負債はあなたのポケットからお金を取るもの。」という言葉です。
一見、当たり前のことだと思えても、多くの人が資産と負債の区別がついていない気がします。そのため、車や家、時計などの負債を優先的に買ってしまうのです。
これを見た時に、新車やブランド品を買おうとしていた自分が、まさにこれだ!と感じました。そこからは、資産を優先的に買うように心がけています。
「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだことで投資に対する気持ちが、さらに高まりました。多くの人がオススメする本は読んでおいた方が良さそうです。
次に、私が影響を受けた投資家を紹介します。
影響を受けた投資家
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あっきんさん
この方は、県庁で働き(早期退職)、23歳から始めたFXで資産を築かれた投資家です。現在は、FXの自動売買や仮想通貨、日経225、米国株、つみたてNISA、ロボアドバイザー、ソーシャルレンディング等幅広く投資をしています。
私は、初めての投資をウェルスナビかトラリピで悩んでいました。
そして、いろいろ調べている時に、あっきんさんのブログとインスタを見つけて勉強させていただきました。今でも、YouTubeやブログ、インスタ、Twitterで勉強させていただいています。
結局ウェルスナビを選びましたが、あっきんさんが投稿していたお金の知識は今でも役立っています。
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両学長さん
この方は、IT会社を経営されている投資家です。「貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」のお金にまつわる基礎教養や人生を豊かにするために必要な知識を学ぶことが出来ました。
Twitterで情報収集をしている時に両学長さんを見つけて、そこからTwitterやインスタでいろいろと学ばせていただきました。また、現在はYouTubeや著書でも勉強しています。
投資を始めて以降は、お二方以外にも多くの投資家を知れました。株式投資やFX、不動産投資家、税理士の方たちからも学ばせていただいています。
色んな情報や知識、考え方を無料で提供してくれるので、SNSの便利さを再確認しました。
また、勉強する際は多くの人の考えを吸収した方が良いと思います。なぜなら、1人だと、その人の考え方に偏ってしまうからです。
そのため、多くの投資家の考えを吸収し、同じようなことを言っていないか。と、注意深く見てみましょう。重複している考ところは、かなり重要だと思います。すぐに実践しましょう。
まとめ
今回は、「なぜ、私が投資を始めたのか。」と「初めての投資は何か。」から、影響を受けた著書と投資家についても書きました。
今後、自助努力をしなければならない時代がやってきます。その際に、ある程度のマネーリテラシーを身に付けないと、詐欺にあったりリスクを過度にとったりしてしまいます。また、「投資は危険なモノ。」と、投資を理解しようとせずに過ごしてしまいます。
私も複利について聞かなければ、投資を理解しようとせずに過ごしていたと思います。
お金を貯めるのも大切ですが、お金を増やすために投資をするという選択肢も持っておきましょう。そして、自分自身で学び、マネーリテラシーを高めていきましょう!
【比較】VIGとVYMの構成銘柄・株価を比較。どっちが良い?
今回は、米国株式ETFの「VIG」と「VYM」を比較し、どっちを買うべきなのか。どっちがオススメなのかを書いていきます。
どちらも人気のあるETFで、「VIG」は連続増配株、「VYM」は高配当株で構成されています。
比較してみて、自分に合っている方、または両方を保有するのも良いと思います。
それではいきましょう!
その前に、2つのETFを解説している記事がありますので、そちらもご覧ください。
<VIGの解説>
<VYMの解説>
VIGとVYMの比較
基本情報
VIG(バンガード・米国増配株式ETF)
- 設定日・・・2006/4/21
- 経費率・・・0.06%
- 構成銘柄・・・212銘柄
- 10年以上連続して増配の実績を持つ米国普通株で構成
VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)
- 設定日・・・2006/11/10
- 経費率・・・0.06%
- 構成銘柄・・・425銘柄
- 大型株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を、重点的に組入れる
VIGとVYMの配当利回りの比較
直近の配当利回りを比較してみましょう。
- VIG・・・1.64%
- VYM・・・2.59%
このように、配当利回りはVYMの方が高くなっています。
VIGは高配当ETFではなく、増配株式ETFのため、配当利回りはそこまで高くありません。そこは注意が必要です。
ただ、長期保有をすれば配当は増えていくので、配当率も上昇していくのではないかと思います。
セクター割合の比較
下の画像は、VIG(左)とVYM(右)のセクター割合を比較したものです。
VYMには、エネルギーセクターが入っていますが、VIGには入っていません。
そのため、30年以上の連続増配企業で高配当銘柄の「エクソンモービル(XOM)」は、VYMには入っていますが、VIGには含まれていません。ちなみに、配当利回りは9%越えです。(笑)
このように、VIGは連続増配銘柄を組み入れますが、銘柄に不安があれば除外しているので安心です。
VIGの上位セクター
- 生活必需品
- ヘルスケア
- 資本財
VYMの上位セクター
- 金融
- ヘルスケア
- 生活必需品
ヘルスケアや生活必需品は不況時にも強い傾向にあるので、下落にも強いでしょう。
上位組み入れ銘柄
VIG
マイクロソフト、プロクター&ギャンブル、ジョンソンエンドジョンソンなど、日本でも馴染みのある企業が多く保有されています。
銘柄数が少ない分、ファンド構成比率は大きいです。
VYM
先ほどと比べて、日本で馴染みのある企業が少ない気がしますが、どの銘柄も配当利回りは高い水準にあります。
VIGとVYMの株価比較
2006年~
設定来からのリターンはVIGが勝っています。それぞれのリターンは以下の通りです。
- VIG・・・226%
- VYM・・・153%
リターンの差は2006年からで、70%以上となりました。特に、2019年ごろから大きく離しているのが分かります。
コロナショック後
コロナショック後からの上昇もVIGが勝っています。リターンは以下の通りです。
- VIG・・・46%
- VYM・・・38%
VTIとの比較
VIGとVYMの株価比較はしました。次に、VTIとも比較していきます。
こちらは2006年からの株価です。最終的なリターンは以下の通りです。
- VTI>VIG>VYM
しかし、VIGとVTIのリターンの差はあまり感じられません。その差は6%ほどとなっています。
ボラティリティも見ていきましょう。
- VTI>VYM>VIG
この中では、VIGが一番リスクが低いという結果になっています。しかし、これも誤差ですね。
どっちがオススメ?
私がオススメするのはVIGです。
これに関しては、「自分が何を目的としているか。」によって変わってきます。
配当が欲しいと思うなら、VYMの方が良いでしょう。
正直、VIGの配当利回りは2%弱と物足りない感じですが、株価の成長はVYMに勝っています。
あと、「10年以上の連続増配銘柄を集めたETF」というのが面白いと思います。高配当ETFは、VYM以外にもHDVやSPYDがありますからね。
まとめ
今回は、VIGとVYMを比較してみました。
どちらも人気のあるETFです。VTやVTI、VOOといった定番ETFに加えて保有するのが良いかもしれません。
比較してみるとVIGの方が良さそうに感じましたが、この2つはそれぞれに良さがあります。
自分は高配当株が欲しいのか。連続増配株が欲しいのかを再確認してくだい。
どちらに投資するにせよ、自分が自信を持って長期保有できる銘柄を買うようにしましょう!
投資をして、お金や心にゆとりのある人生を一緒に目指しましょう👍
<要約>『目からウロコが落ちる奇跡の経済教室【基礎知識編】』のまとめ・感想
今回は、中野剛志さんの著書「目からウロコが落ちる奇跡の経済教室【基礎知識編】」(KKベストセラーズ)を読んだので、そのまとめと感想を書いていきます。
この記事では、本書の「デフレ」と「財政破綻」を抜粋して書いています。
この本を読み終えた後に「なぜ、政府はこんなに簡単な政策が出来ないのだろう。」と、不思議に思うでしょう。
また、今までの経済常識が180度変わるほどの衝撃を受けます。
それでは、いきましょう!
はじめに
まずはじめに、「財政は黒字化しなくても良い。」「国の借金が増え続けても返済不能になることはない。」と、言われたらどう思いますか?
今までの常識で考えれば、「財政は黒字化にしないといけない。」「借金が増え続ければ返済不能になる。」という考え方が当たり前だったと思います。
経済学者や官僚のエリートたちでさえも思っていることです。
これが企業や家計なら、赤字や借金は倒産や家計が回らないなどの状態になります。
しかし、「政府は企業や家計とは考え方が異なる。」と、書いてあります。
そう聞くと、「財政は赤字で良いのか。」「国は借金を増やしても、返済不能にならないのか。」と、疑問に思うでしょう。
そんな疑問を本書は簡単に解説してくれます。
また、以下の政策をすれば、長年苦しめられたデフレから日本を救うことが出来るのです。
それでは、より詳しく書いていきます。(以下より要約をするため、ネタバレになります。)
要約
日本経済が成長しない理由は「デフレ」
そもそもデフレとは、「物価が下がる=貨幣の価値が上がる」ことを言います。
デフレになると、人々は支出を止めて貨幣を持つようになります。そうなると、「需要不足/供給過剰」という状態になります。
そして、支出を止めると経済は成長しなくなります。下図はその流れを簡単に表したものです。
このように、日本はデフレの中に何十年も抜け出せずにいるのです。
これだと、給料が上がらないのも当然のことでしょう。
デフレを抜け出す方法とは
先ほども言ったように、デフレは「需要不足/供給過剰」のことを言います。一方、インフレは「需要過剰/供給不足」の状態です。
当たり前ですが、デフレ脱却にはデフレ対策をして、インフレ脱却にはインフレ対策をするのが普通です。
しかし、日本は長いデフレ時でもインフレ対策をするという、本来やるべきではない対策をしてしまった。というのです。
それでは、デフレ時に行う対策とは何でしょうか。需要対策と供給対策で、それぞれ見ていきます。
需要対策
需要対策としては、「大きな政府」と「金融緩和」をしなければなりません。金融緩和に関しては、すでに行っているので、省略します。
ここでは、大きな政府の話をします。
大きな政府とは、「需要を増やし」、「減税」をすることです。
まず、需要を増やす例としては、社会保障費や公共投資を拡大するなどして、財政支出を拡大することが挙げられます。公務員を増やすのも良いでしょう。
一方、減税はその名の通りで、消費税を減らしたり、企業に対しての投資減税を行ったりします。
こうするとことで、「政府が財政支出を増やし、税収を減らす。」ということになります。(歳入<歳出ですね。)
これで、財政赤字を拡大する形が出来ました。
この政策は、とても受け入れ難いことですよね。企業だったら、倒産です。
ただ、それがデフレ時の需要対策となるのです。
また、インフレ時には、その逆の政策をすればいいだけのことです。
供給対策
次は、供給対策について書いていきます。
デフレは「供給過剰」の状態なので、供給を抑制することが効果的です。
その例としては、「競争抑制」や「グローバル化の抑制」などです。
競争抑制と聞くと、それこそ経済成長がしないように感じてしまいます。
しかし、企業の生産性が向上すると、供給過剰がさらに酷くなってしまいます。
そのため、企業は「競争」よりも「協調」をした方が良いと書いてあります。
一方、グローバル抑制は、ヒト・モノ・カネの国際的な移動を制限することです。
こうすることで、国内市場が保護され、グローバル化の抑制になります。
ただ、「国際競争力のある産業まで保護する必要ない。」と書いてあります。
ここまでで、「なぜ日本がデフレから抜け出せないのか。」ということがお分かり頂けたのではないでしょうか。
国債は、返済不能にならない?
本書では、「自国で通貨を発行できる国は、自国通貨建て国債が返済不能になることはない。」と書いてあります。
そのように聞くと、「ギリシャやアルゼンチンは、なぜ破綻したのか。」と、思うでしょう。
ギリシャはEUの共通通貨のユーロを使います。そのため、ギリシャの独断でユーロは発行できません。
- アルゼンチン
一方、アルゼンチンは自国通貨を発行できます。これについては、ギリシャとは違うところです。しかし、外貨建て国債が返済できなかったため、破綻しました。
以上のことから、自国通貨発行権を有する日本が、自国通貨建て国債で破綻することはあり得ません。
まとめ
これまでのまとめ入ります。
- 日本は長年デフレに苦しめられていた
- デフレは「需要不足/供給過剰」の状態のこと
- デフレ脱却のためには、需要を増やし、供給を抑制する
- 供給抑制の例として、競争抑制やグローバル化の抑制など
感想
今回は、中野剛志さんの『目からウロコが落ちる奇跡の経済教室【基礎知識編】』について書きました。
この記事では、本書で私が衝撃を受けたものを抜粋して書きました。
この他にも、「税金」「お金」「仮想通貨」「MMT(現代貨幣理論)」「信用貨幣論」「機能的財政論」など、多くのことが書かれています。
言葉を見る限り、すべてが難しく思えますが、本書ではとても分かりやすく書かれています。
「自分には関係がないこと。」なんて思わず、今後の日本が同じ過ちを犯さないためにも、ひとりひとりが正しい考えや知識を身に付けていきましょう。
ぜひ、一度読んでいただきたいです。
【比較】VTI、VOO(米国株)VS. VWO(新興国株) ~今後どうなる?~
どうもりゅうちゃんです。
今回は、新興国と米国のこれまでの株価を比較をしていきたいと思います。
ここ数年、GAFAMが急成長を続けていて米国株価を牽引すると同時に、世界の株価も牽引してきました。
いまでは、無くてはならない企業となっています。
私たちの住む日本でも米国企業の存在は大きなものです。
そこで、これからも米国株価が強いのか、それとも人口が増えている新興国の株価が勝るのか。をこれまでの株価推移から見ていきます。
それではいきましょう!
これまでの株価推移
今回は、VTIとVWOというETFで比較していきます。(VTIの方が銘柄数が多いため、VOOではなくVTIで比較します。そこまでの差はありません。)
そして、比較する期間は2005年~2010年、2010年~2015年、2015年~2020年と各5年間で比較していきます。
それでは、以下の4枚の画像で比較していきます。
<2005年~2010年>
「どちらがVTIだと思いますか?」と聞かれたら、パッと見た感じでは緑の線だと思うかもしれません。私自身もそう思うかもしれません。いや、絶対に思います。
なぜなら、近年(2012年以降)の米国株価が好調過ぎて、米国株価よりもパフォーマンスが良い国は存在しない。という思い込みがあるからです。(特に、リーマンショックを経験していない、私を含めた投資初心者が思うでしょう)
そして、2008年に起きたリーマンショック前後の年を見て下さい。
VWOがVTIを大きく離し、高パフォーマンスを見せています。今では信じられないことです。
もし、この期間に投資をしていたら間違いなく米国株を売り、新興国株に投資をしていたことでしょう。お金が増えるものに投資することはあるあるです。
最終的なリターンはVWOが80%以上で、VTIは5%ほどです。
今の米国株価のリターンからは想像できないくらいの低いリターンですが、そのような年もあったということは覚えておきましょう。
また、この期間のVWOの株価は上昇・下落が大きいことから高リスク高リターンと言えるでしょう。
<2010年~2015年>
いよいよ、この期間からは皆さんが知る米国最強時代に突入します!
VTIは、先ほどの株価とは比べてものにならないほどの成長を見せています。逆に、VWOの株価は伸び悩んでいて高値を更新できていません。
そして、最終的なリターンはVWOが1%で、VTIは100%越えとなっています。その差は100倍です。
リターンが100%越えということで、5年で2倍の成長をしていることになります。この期間に関してはぶっちぎりでVTIの方が良い結果になっています。
また、ボラティリティ(価格変動)を見てみると、VWOの方が大きいという結果になっているので、高リスク低リターンと言えるでしょう。
<2015年~2020年>
これが直近5年間の株価です。
これを見ると、前半はほぼ同じような上昇を見せていましたが、2018年ごろからその差が開いてきました。
VWOに関しては2018年ごろが最高値となっていて、そこからは最高値を更新できていません。
そして、最終的なリターンはVWOが32%、VTIが74%となりました。その差は2倍以上です。
ただ、この期間は全体的にVTIに付いていこうと、VWOは頑張っているように見えます。
<2005年~2020年>
最後に2005年から2020年の15年間の株価を見ていきます。
VWOは上下の値動きが大きいため、株価成長があまり感じられません。値幅が同じようにも見えます。
一方、VTIはリーマンショック後からは右肩上がりで成長を続け、2020年に起きたコロナショック後もすぐにV字回復をしています。
15年間のリターンはVWOが130%くらいで、VTIが270%くらいとなっています。その差は2倍です。
VTIは、どのタイミングで買ってもお金が増えているのに対し、VWOに関しては、買うタイミングを間違えれば値上がり益なんて期待できません。
これが、多くの人が米国株を推す理由のひとつです。
どっちを買う?
ほったらかし運用や長期投資という点で見るなら、VTIなどの米国の株価指数に連動するものを買うことをオススメします。
ただ、新興国も今後上昇する可能性はあるので、少しくらい保有しても良いと思います。こうなると、全世界株式を買えば良いのかもしれません。
今後も今のように米国企業が世界で覇権を取り続けるなら、米国株価は今後も上がり続けると思います。
ただ、米国も中国を恐れているため、あらゆる措置を取っています。5G、IoT、AI、自動運転、宇宙関連など、この覇権争いが激化しています。
これらの覇権を中国が取った時には、株価は大きく変わるかもしれません。
それらを踏まえて、私たちはどちらに投資するべきなのかを決めていきましょう。
まとめ
それでは、まとめに入ります。
今回は新興国株のVWOと米国株のVTIを比較しました。
リーマンショック前後の年ではVWOのリターンがVTIを圧倒していました。この時、多くの人が新興国の株はこれから上がる。米国はダメ。と思ったでしょう。
しかし、今ではその考えが逆転しています。米国最強。新興国はダメ。この考えは間違っていませんが、米国よりも新興国の株価が良かったこともある。ということは頭に入れておいてください。
新興国の市場が整い、投資しやすい環境になった時には新興国株価の上昇に繋がるのかもしれません。
今後も米国が他国を引き離すのか、それとも米国を抜く国が出てくるのか分かりませんが、投資家は最大限の準備と対策はしておくことが大切です。
ちなみに、私は米国株価が成長を続けると信じているので、今後も積み立てていきます。
最後に、投資は自己責任です。
少額投資は意味がない?小額投資のメリット・デメリット。
どうもりゅうちゃんです。
今回は『少額投資は意味がないのか。~小額投資のメリット・デメリット~』について書いていきます。
これから少額投資をしよう。と思っている人や少額投資は意味があるのか。と疑問に思っている人は参考にしてみて下さい。
少額投資は意味がない?
ネットで「少額投資は意味がない。」などと、小額投資を否定するような言葉を見かけます。
人によって少額がどのくらいなのかは変わってくると思いますが、私は「少額投資は意味がある」と思っています。
その理由として、以下の画像をご覧ください。
この画像は、40年後に2,000万円を貯めるには毎月いくら投資すれば良いのかを計算したものです。
ちなみに、年利は5%に設定しています。この数字は株式投資の平均リターンなので、不可能な数字ではありません。
そして、20代の人が定年まで投資することを想定しているため、投資期間が40年となっています。
その結果、20代から40年間投資をして2,000万円にするには、毎月13,106円の積立が必要となってきます。
どうでしょうか。1万円ちょっとの投資を40年間続ければ、2,000万円になります。
「そんなに投資に回せない」と思っている人は、以下の記事をご覧ください。
どうすれば投資資金を作ることが出来るのか。を書いています。
もし、1万円ちょっとのお金を「投資」に回さず「貯金」に回したら、40年で6,290,880円しか貯まりません。
その差は、1,300万円ほどです。この差はとても大きいと思います。
そのため、老後に向けて貯金をしている人は、投資という選択肢を頭に入れても良いと思います。
ある程度の貯金をしたい。という人は、半分貯金で半分投資でも良いと思います。
しかし、注意して頂きたいことがあります。
それは、上記の画像で見て頂いた計算がズレることがある。ということです。
過去通りのリターンが続くようであれば、先ほど計算した2,000万円はいきますし、それ以上もあるかもしれません。
逆に、過去通りにいかなければ、あなたが投資したお金は減ってしまうこともあります。
これは自分自身が決めて、信じる方に回してください。あくまで投資は自己責任となっています。
私は投資をしてお金が増える喜びを知ってしまったので、貯金よりも投資に回すようになっています。「お金が増える」って良いですよ~(笑)
少額投資でオススメの投資先は?
私がオススメする投資先は「全世界か米国の株式」です。
これも悩むところです。以下の記事で比較しているので、ご覧になり好きな方に投資しましょう。
次に、選んだ投資先を「つみたてNISA」で設定し、購入しましょう。
つみたてNISAを利用することで、利益に対しての税金(約20%)が免除されます。
先ほど想定したケースだと、引かれる税金は300万円弱となります。
しかし、つみたてNISAを利用することで20年間は非課税となるため、引かれる額が少なくなります。
そして、積立設定が完了したら、あとは忘れてのんびり過ごしていきましょう。これが1番難しいところです。
何回か暴落が起きて、あなたの資産が半分になることもあるかもしれませんが、絶対にやめてはいけません。
長期投資で大切なことは継続することです。
少額投資のメリット・デメリット
メリット
負担が少ない
例えば、100万円を一括で投資したとしましょう。
そして、その月にマイナス10%で10万円の損をしたら、気持ち的にも金銭的にも大きな打撃を受けてしまいます。
マイナス10%ならまだしも、マイナス50%の暴落で半分減るようなことがあれば、月収以上の損をしてしまいます。
そして、投資はこわい。という気持ちになるでしょう。
逆に、1万円の少額投資をした場合はどうでしょうか。
マイナス10%で1,000円、半分でも5,000円と、気持ち的にも金銭的にも与える影響は少ないと思います。
このように、少額投資は「気持ち+金銭」への負担が少ないのです。
やり直すことが出来る
長期投資をする上で、退場してしまうことが1番良くないです。
退場しないためにも、まずは失敗しても何度もやり直すことが重要だと思います。
やり直すためには、小額に分けて挑戦することが良いと思います。
何度もやり直し、自分に合った投資法を見つけ、それを長期にわたって運用できるようにしていきましょう。
人それぞれ、自分に合う投資法は異なってきます。早めに見つけることで、資産形成スピードも高まります。
実践で身に付く
色んな本を読んだり、ブログを読んだりして知識を付けても、実際にやってみなければ分からないことがほとんどです。
しかも、自分の大切なお金をリスクのある商品に投じるとなると、なかなか一歩が踏み出せないと思います。
そんな時こそ、少額投資なのです。
投資した商品が上昇すると、お金が増えて気分も上がります。
逆に、下落するとお金が減り気分も下がります。
このような気持ちを実際に感じることが大切なのです。
そして、自分の思い通りにいかないときには、「なぜ、そうなったのか。」と学ぶ気持ちも芽生えてきます。これは、実践でしか身に付かないのです。
デメリット
リターンが低い
リスクとリターンは表裏一体となっているため、少額投資のリターンは低くなってしまいます。
例えば、投資商品が10%の値上がりをしたとします。
- 100万円を投資➡110万円
- 10万円を投資➡11万円
このようになります。
そのため、少額投資だと資産形成のスピードは落ちてしまいます。
投資に慣れてきたら入金力を高めていき、利益の最大化を狙っていきましょう!
入金力が必要な商品がある
投資信託に関しては100円から買うことが出来て、少額投資には良いと思います。
しかし、個別株やETFに関してはある程度の資金が無ければ買うことが出来ません。
そのため、自分の買いたい商品が必ず買えるとは限らないのです。
そして、少額で買える商品の中から優良商品を買わなければなりません。
そうなると、選択肢がかなり狭まってしまいます。
選択肢を広げるには、ある程度のお金が必要になるのです。
まとめ
今回は少額投資は意味があるのか。と、少額投資のメリット・デメリットについて書いていきました。
本やブログで知識をつけることも大切ですが、最終的には実際にやってみなければ分からないことがほとんどです。
「本を読んだから完璧だ。」というわけでもないですし、「知識がないから投資はできない。」というわけでもありません。
そして、投資を始めるなら少額からやるべきだ。というわけではありませんが、少額投資をして感覚を覚えることが大切なのではないかと思います。
投資をしようか悩んでいる人は、少額投資から始めてみて下さい。
まずは実際にやって、感覚を掴んでいきましょう!
【比較】QQQとVGTどっちが良い?~構成銘柄とセクター分散の比較~
どうもりゅうちゃん(@ryu_ryuchandesu)です!
今回は、近年ハイリターンを出しているハイテクセクターについてのブログを書いていきます。その中でも、ハイテク銘柄で構成されている『QQQ』と『VGT』を比較していきたいと思います。
はじめに
コロナショック後、ハイテクセクターはすぐに回復し、コロナショック前の最高値を更新するなど勢いが止まりません。
その中でも、GAFAMやテスラと言った超大手企業の株を中心に買われていて、株価成長が驚くほど伸びています。
一方、ダウやS&P500と言った米国の代表的な指数は回復しているものの、いまだに最高値を更新することが出来ていません。
今後どのようになっていくのかは分かりませんが、これまでの米国市場をハイテク企業が牽引してきたことは事実です。
そして、何十年単位ではなく数年単位で考えれば、ハイテク関連はまだまだ伸びると考えています。分かりませんが(笑)
ただ、ハイテク関連の個別株となると高くて買えないし、リスクが大きいと思います。
ちなみに、2020/8/14現在でアマゾン(AMZN)は1株30万円以上、テスラ(TSLA)は1株15万円以上の資金が必要になります。ここまで高いとなると、なかなか手が出ないと思います。
そんなときは、ハイテク関連が集まったETFに投資することがオススメです。
その代表となるETFが、今回比較するQQQとVGTです。
迷っている人は、自分はどちらに投資する方が良いのか。今回の記事を見て決めて頂きたいと思います。
それではいきましょう!!!
QQQとVGTの比較
QQQとVGTの基本情報
まずは基本情報の比較からしていきましょう。
QQQの基本情報
インベスコQQQトラスト・シリーズ1(Invesco QQQ Trust Series 1)は、米国籍のETF(上場投資信託)。ナスダックに上場している時価総額が最大規模の非金融企業100社を含 むナスダック100指数に連動した投資成果を目指す。指数はコンピューターハードウエア ・ソフトウエア、通信、小売り・卸売り、貿易、バイオテクノロジーなどの主要業界の企業を反映。
QQQは金融セクターを除く、ナスダック100指数への連動を目指しています。そして、ハイテク以外のセクターも含まれています。
VGTの基本情報
バンガード情報技術ETF(Vanguard Information Technology ETF)は、米国籍のETF(上場投資信託)。MSCI US Investable Market Information Technology指数の構成銘柄のうち、あらゆる時価総額規模のテクノロジー株のパフォーマンスに連動する投資成果を目指す。米国を中心としてコンピューターやソフトウエア、インターネット企業に投資する。(https://www.bloomberg.co.jp/quote/VGT:US)
VGTはハイテク関連株にだけ投資をしています。ここがQQQと異なるところです。
そのため、アマゾンやフェイスブック、グーグルは組み込まれていません。
QQQとVGTの構成銘柄
QQQの構成銘柄
まずは、QQQの上位10銘柄を見ていきましょう。
ご覧の通り、QQQはGAFAMで40%以上の割合を占めています。
また、アップル、マイクロソフト、アマゾンの3銘柄に関しては10%以上の割合を占めています。
QQQはVGTと比べると、セクター分散はされていると考えられます。
VGTの構成銘柄
VGTの上位10銘柄を見ていきましょう。
VGTのファンド比率は大きく偏っていて、アップルとマイクロソフトの2銘柄で40%近い割合を占めています。
また、ビザやマスターカードと言った決済サービスが組み込まれています。
そして、QQQではGAFAMが組み込まれていましたが、VGTではアマゾン、フェイスブック、グーグルが組み込まれていません。
なぜかと言うと、アマゾンは一般消費財セクター、フェイスブックとグーグルは通信セクターとされているからです。
QQQとVGTの株価の比較
<5年間の株価>
5年間のリターンを見ると、VGTに軍配が上がります。
VGTはアップルとマイクロソフトの割合が大きいため、この2つの株価が好調だっただけに、その影響を受けたと考えられます。
<15年間の株価>
次は期間を延ばして見ていきましょう。
15年の期間で見ると、QQQに軍配が上がります。
チャートを見ると、2013年~2019年までの差の開きが分かりますが、2019年以降は差を感じません。
そして、共に「リーマンショックを乗り越えた」という実績があるため、信頼があると考えています。
そのため、どちらも優秀な投資先と言えます。
QQQとVGTの経費率の比較
- QQQ・・・年0.20%
- VGT・・・年0.10%
どちらも低コストと言えるでしょう。0.10%の差は気にしなくても良さそうです。
どちらがオススメなのか
個人的にはどちらでも良いと考えています。これに関しては、好みで決めていきましょう。
ちなみに、私はセクター分散がされていてGAFAM+テスラが入っている「QQQ」推しです。
QQQの特徴
- GAFAMが組み込まれている(4割強)
- VGTよりセクター分散がされている
- 長期ではVGTより若干リターンが良い
VGTの特徴
- アップル&マイクロソフトで4割近く占めている
- アマゾン、フェイスブック、グーグルは入っていない
- ビザやマスターカードの決済サービスがある
- 短期間ではQQQより若干リターンが良い
このように、それぞれ特徴があるので、選ぶのが難しいです。
悩みに悩んでも決められない人は、自分自身が「GAFAMが欲しい」か「ビザやマスターカード」が欲しいかで決めてください。
QQQ+ビザ、マスターカード
いっそのこと両方の良いところをとってしまう投資方法として、QQQに加えて個別株でビザ、マスターカードを買うというのもアリでしょう。
そうすることによって、オリジナルハイテク投資商品が完成します。
ただ、QQQと個別株の割合は決めておくようにしましょう。
ビザ、マスターカードの占める割合が高くなると、それだけリスクは高まります。
これも一つの案として考えてみて下さい。
まとめ
今回は『QQQ』と『VGT』の比較をしていきました。
この2つはハイテクセクターに投資しているので、10年間の株価成長率はとても高かったです。
そして、米国市場がここまでの成長を遂げたのもハイテク株があったからだと思います。
この成長力が今後も続くかは分かりませんが、個人的にはまだまだ成長していくと考えています。
ただ、加熱し過ぎているものはいずれ冷めるでしょう。それは歴史が物語っています。
ただ、そのような暴落も乗り越えて株式市場はここまで成長を続けてきました。
そのため、暴落が来ても乗り越えることが出来る銘柄や精神を持ちましょう!
※投資は自己責任です。無理のない範囲で行いましょう