りゅうちゃんの投資ブログ

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【仮想通貨を知ろう】ビットコインとアルトコインについて。

今回は再びバブルが来るかもしれない『仮想通貨』について書きたいと思います。あまり詳しくない方は以下の文を読んで頂き、何となく理解してください。そして、ぜひ買ってみて下さい。きっと将来、必要になるときがくると思います。

 

 

これまでのビットコインの動き

まず、これまでのビットコインの動きを簡単に説明します。

 

仮想通貨の発想は20世紀頃からすでに存在していたようですが、現在の仮想通貨の始まりは、2008年に「サトシ・ナカモト」という人物(もしくはグループ)が発表した論文がきっかけでした。

 

そして、多くの人が『仮想通貨』という言葉を耳にするようになったのが、2017~2018年辺りではないでしょうか。多くのメディアなどに取り上げられるなどして、「仮想通貨」や「ビットコイン」という言葉が広がっていきました。そしてビットコインの価格は上昇を続けて、2017年の年末に200万円を越えるなどして仮想通貨バブルが起きました。

 

しかし、2018年に入ると価格は下落。200万円だったビットコインの価格は半分以下まで落ちました。そして多くの人が「仮想通貨は終わった。」「損をしてしまった。」と思ったでしょう。まさにバブル崩壊でした。

 

2019年に入っても価格は40万円付近にあり、特に大きな上昇はありませんでした。しかし、4月から価格は上昇を見せます。40万円付近だった価格が5月には80万円台になったのです。およそ1年ぶりの80万円台に多くの人が盛り上がりを見せています。また、一時90万円まで上昇するなどし、100万円も目前としています。

 

仮想通貨の価格は今後も上昇していくでしょう。再び100万円を越えると、より一層盛り上がると思います。

 

 

仮想通貨とは。

「そもそも仮想通貨ってなに?」と思っている人もいるのではないでしょうか。

 

仮想通貨とは、皆さんが日頃使うお札や硬貨などと違い、実態を持っていない通貨のことです。

 

日本円やアメリカドルなどは、それぞれの国の中央銀行が価値を保証し、貨幣として発行しています。一方で仮想通貨の発行には、そのような特定の国や金融機関が関わっていません。デジタルデータとしてだけ存在しているお金なのです。

 

 

仮想通貨のメリットとは?

「日本円さえ持っていれば大丈夫。」そんなことを思っている人も多いと思います。しかし仮想通貨には、法定通貨を使う以上のメリットが存在します。

 

そこで仮想通貨のメリットについて、紹介していきたいと思います。

 

  • 手数料が安い

海外送金の場合、一般の銀行が数千円程度の送金手数料や為替手数料などが必要であるのに対して、仮想通貨なら数百円の手数料のみで済みます。

 

  • スピーディーな送金

銀行振込の場合、時間帯によっては翌日の着金になることがありますが、仮想通貨は相手先に直接送金するため、例えばビットコイン(BTC)の場合は、数十分で送ることができます。

 

これは相手が個人でも企業でも送金できます。

 

  • 将来性がある

仮想通貨の認知度は高まっていますが、日本で仮想通貨はまだまだ一般に普及しているとは言えません。

 

すでに、2016年には仮想通貨に関する法整備がなされ、2017年には資金決済法(資金決済に関する法律)が改正され、仮想通貨法(第三章の二 仮想通貨)が追加されました。

 

だからこそ、今のうちに仮想通貨を理解し、送金や決済、投資などの形で使ってみて、仮想通貨がどういうものかを理解しておくことが重要なのです。

 

仮想通貨に投資をすれば、資産が倍になる可能性もあるので余剰金でやると面白いかもしれません。

 

 

仮想通貨のデメリットとは?

仮想通貨には、これまでの現金取引にはない多くのメリットがある一方で、特有のデメリットもあります。

 

そこで仮想通貨のデメリットについて、紹介していきたいと思います。

 

  • 価格の変動が激しい

仮想通貨を投資対象として見た場合、価格の変動が激しく、変動幅も大きくなりがちです。これは仮想通貨全体に言えることです。特に最近は、価格の変動率が1日で20%以上もの乱高下が見られるほどです。

 

仮想通貨では、純粋に需要と供給のバランスで価格が決まります。そのため、投資者の多くが「まだ値上がりする」と思えば、買いが増えて価格は上昇し、「危ないぞ」と思えば、売り局面になって価格は下落します。

 

  • 即時決済が難しい

仮想通貨での取引では、その取引内容に間違いがないかどうかを検証し、承認されて、初めて取引として成立・確定します。

 

そのため、現金やクレジットカードのような「即時決済」がしにくいというデメリットがあります。しかし、決済システムを実装した「ウォレット」の機能を使うことで、この問題を回避することができます。

 

また、近年ではクレジットカード会社が仮想通貨と提携することで、海外送金にかかる時間を短縮しようとする動きも見られます。ですから、決済時間の問題はさほど大きな障害ではないといえるでしょう。

 

  • ハッキングや紛失の可能性がある

ここ数年、日本や海外の仮想通貨取引所でハッキングされる被害が起きています。日本ではマウントゴックス(約480億円)、コインチェック(約580億円)、ザイフ(約67億円)でハッキングされる被害が起きました。

 

最近では、世界一の仮想通貨取引所であるバイナンス(約44億円)でもハッキングされました。

 

仮想通貨は、PCやスマホにインストールした「ウォレット」と呼ばれるアプリで管理することの多いものですが、インターネットに接続された状態ではハッキングされる可能性があります。それを嫌って、USBなどのオフラインハードウェアにデータを保管する方法もありますが、こちらは紛失する可能性もあります。

 

ハッキングと紛失は頻繁に起こるものではありませんが、そのようなリスクがあるということを理解しておきましょう。

 

  • 法律による規制

仮想通貨は、従来の貨幣の在り方とは大きく異なる存在です。そのため、仮想通貨をどのように扱うかは、国によってさまざまにっていきます。

 

しかし、世界的に見ると仮想通貨に対する国家の目は厳しいものです。2018年3月のG20財務大臣中央銀行総裁会議において、仮想通貨の動向に対しては「監視を求めること」という結論が出されています。

 

また、2017年まで仮想通貨の取引量が世界トップだった中国では、2017年9月に政府により仮想通貨の取引が強く制限されるようになりました。もし取引制限が緩和されるようなことがあれば再び取引量が増え、価格も上昇していくでしょう。

 

 

主な仮想通貨

仮想通貨はビットコインが始まりで、そこから現在に至るまで数多くの仮想通貨が存在します。それぞれの通貨に特徴があり、それによって価値や将来性が左右されます。その中でも人気のある通貨を紹介していきます。

 

 

ビットコイン(BTC)

仮想通貨の中でも1番人気があるものがビットコインで、仮想通貨といえばビットコインと言えるほど有名な通貨です。

 

ビットコインに連動するような形で、他の通貨も上がったり、下がったりすることが多いです。なぜなら、マイナーなアルトコインビットコインでしか買えないこともあるからです。ビットコインは仮想通貨全体に影響を与えていると言っても過言ではありません。

 

また、様々な企業がビットコインの支払いに対応し始め、店頭やネットショッピングで支払い可能な店も多いです。

 

 

リップル(XRP)

リップルは送金速度が速く、銀行や国際間送金のための通貨として注目を集めています。また、リップルは、ビットコインイーサリアムのような管理者のない仮想通貨ではなく、リップル社(Ripple Inc.)が発行・管理する通貨です。日本人人気が特に高い通貨です。

 

リップルの最大の魅力は何と言っても『送金速度』です。送金にかかる時間が4秒程度と、瞬時に完了するため実用的な仮想通貨です。ビットコインの送金時間が10分に対してリップルは4秒ですので、相当早いことが分かります。

 

また、リップル社は金融機関の他にもGoogleなど多くの世界的企業が出資していたり、業務提携を結んでいます。日本でもSBIホールディングスが出資して、アジア圏でビジネス展開を目的としたSBIリップルアジア社を設立しています。

 

 

ビットコインキャッシュ(BCH)

ビットコインキャッシュビットコインから分裂して誕生した通貨です。ビットコインを改良した特徴を持っています。

 

特徴として、ブロック容量がビットコインの約8倍となっていることが挙げられます。

これによりビットコイン分裂問題で争点の一つとなっていた、スケーラビリティ問題に一定の解決を図ることが出来ています。

 

スケーラビリティ問題とは、ビットコインネットワークの処理能力が制限されていたため、ビットコイン取引の拡大に伴って未処理の取引が溜まり、平均処理速度が低下し処理手数料が高騰する問題です。

 

ビットコインキャッシュは現状ビットコインから分裂した通貨で最も認知度が高く、取引量が多いです。米大手取引所コインベース(Coinbase)への上場や、ビットコイン決済大手のビットペイ(Bitpay)におけるビットコインキャッシュの採用をなど、今後の更なる利用拡大が見込まれます。

 

 

イーサリアム(ETH)

イーサリアムビットコインと並ぶほど、知名度の高い仮想通貨です。最大の特徴はユーザー独自に定義した契約(スマートコントラスト)の概念です。これによってより柔軟なプラットフォームを提供します。

 

また、ビットコインで使われる従来のブロックチェーン技術を応用し、通貨以外の機能を持たせており、「仮想通貨2.0」と呼ばれ注目されている次世代の仮想通貨です。

 

マイクロソフトJPモルガン・チェースなどの大手企業が「イーサリアム」を活用したことにより、幅広く利用されるようになりました。

 

 

ライトコイン「LTC」

ライトコインは2011年に登場した仮想通貨です。ビットコインが金なら、ライトコインは銀というイメージです。

 

ビットコインのシステムが基礎となっているため、様々な新しいシステムをビットコインに先んじて導入し、その後ビットコインにもそのシステムが導入される、という流れが多いです。送金時間がビットコインの4倍のスピードであったりと実用性を重視している通貨です。

 

 

仮想通貨の時価総額トップ5

  1. ビットコイン(BTC)
  2. イーサリアム(ETH)
  3. リップル(XRP)
  4. ビットコインキャッシュ(BCH)
  5. ライトコイン(LTC)

仮想通貨を持っておきたい方は、とりあえずこの中の通貨を買っておきましょう。

 

 

まとめ

仮想通貨の市場は米国や日本、中国などの株式市場と比べると市場はまだまだ小さいです。まずは投資家や企業の信用を得ることが大切になると思います。

 

仮想通貨は実際に支払いに対応する店舗などが広がることによって普及していきます。また、仮想通貨を売買する取引市場が拡大することによっても、普及が進むことにつながるでしょう。

 

現在仮想通貨は法整備が進められ、先物ETFなどの商品が検討されるなど、より投資しやすい環境が整いつつあります。

 

また、インフレにも強いので資産の回避先としても有効だと思います。皆さんもぜひ買ってみて下さい。