【要約】『チーズはどこへ消えた?』の感想・まとめブログ
今回は、スペンサー・ジョンソン著の『チーズはどこへ消えた?』を読んだので、その感想とまとめを書きたいと思います。
スペンサー・ジョンソンは何者?
スペンサー・ジョンソンはアメリカの医学博士、心理学者で、心臓のペースメーカー開発にも携わりました。また、さまざまな大学や研究機関の顧問を務め、シンクタンクに参加する一方、著作活動を続けました。そして、その功績を認められ、ハーバード・ビジネス・スクールの名誉会員になりました。
しかし、2017年に78歳で亡くなりました。
✔️『チーズはどこへ消えた?』
この本は、全世界で累計2800万人に読み継がれているベストセラーです。日本でも400万部が売れています。
また、IBM、アップル、メルセデス・ベンツなどのトップ企業が社員教育に採用しています。
普段忙しくて読書する時間がない人も、この本は全部で94ページと、1時間くらいで読めるので、とてもオススメです。
そして、「変化の多い現代」だからこそ、読むべき1冊だと思います。
✔️この本で分かること
「現状維持で満足してはいけない。前進し、前に進むことを楽しむ!」ということが分かります。多くの人が年齢を重ねるごとに変化を恐れますが、この本を読めば、「何か新たなことに挑戦してみよう」「変化を恐れない」と思うかもしれません。
✔️どんな人にオススメなのか
私個人的には、どんな人が見ても良いと思います。
- 新生活を迎えるにあたって不安を感じている人
- 転職を考えている人
- なかなか挑戦できない人
- 変化することが嫌いな人など
誰にでも心に響き、この本を読み終えてから考え方が変わります。
✔️登場人物
この物語に登場するのは、ネズミの「スニッフ」と「スカリー」の2匹と、小人の「ヘム」と「ホー」の2人です。そして、それぞれの性格が次のようになっています。
- スニッフ・・・いち早く変化をかぎつける
- スカリー・・・すぐさま行動する
- ヘム・・・変化を認めず、変化に逆らおうとする
- ホー・・・うまく変化の波に乗ろうとする
このように、それぞれが特徴のある性格になっています。また、あなた自身はこの中で誰に当てはまるでしょうか。そして、この物語でだれが一番大変なことになるのかも注目です。
✔️物語の内容
この本の物語は、ネズミのスニッフとスカリー2匹と小人のヘムとホーの2人が「迷路」の中で「チーズ」を探すという物語となっています。
ここで言う「迷路」とは、チーズを追い求める場所、つまり私たちで言う、会社、地域社会、家庭、、、等々です。
また、「チーズ」とは、私たちが人生で求めるもの、つまり、仕事、家族、財産、健康、精神的な安定、、、等々です。
この一見シンプルな物語には、状況の急激な変化にいかに対応すべきかを説く、深い内容が込められているのです。
それでは、物語に入ります。
ネズミと小人は毎日、自分たちの特別なチーズを見つけようと、長いこと迷路で探していました。
そんなある日、2匹と2人はチーズ・ステーションCというところで、たくさんのチーズを見つけることができました。それを見つけた彼らは、毎日そこへ行くようになりました。
小人たちは「これだけあれば大丈夫だ」と、幸せな気持ちになり、うまくいったことを喜び、自分たちは一生安泰だと思ってました。
日が経つにつれて、「このチーズは自分達のものだ」と、思うようになりました。そして、朝は遅く起きて、チーズをたくさん食べて、寝て、友達と遊ぶという日々がかなり続きました。
しかし、彼らが知らないうちに何かが変わり始めていたのです。
一方、スニッフとスカリーの日課は変わりません。毎朝、チーズ・ステーションCにつくと、「前日と何か変わったことはないか」あたりを調べてから、チーズを食べました。
ところが、ある日の朝、チーズがなくなっていました。
しかし、2匹は驚きはしませんでした。なぜなら、毎日チーズが減っているのを分かっていたからです。そして、またチーズを探すために迷路へと飛び出すのです。
同じ日、ヘムとホーものんびりチーズステーションCへやってきました。彼らは、毎日の変化に気づいていないため、今日も当たり前にチーズがあると思っていました。
そして、到着すると「チーズが消えている!」「チーズはどこへ消えた?」と、驚きました。
その後、2人はチーズステーションCから「本当にチーズが無くなったのか」あたりを探し回りました。
スニッフとスカリーはすぐさまチーズを探しに行ったのに、ヘムとホーはウロウロするだけでした。
その頃、スニッフとスカリーは今までに見たことのない量のチーズをチーズステーションNで発見しました。
まだチーズステーションCにいた2人でしたが、「このままではいけない!」と、ホーが旅に出ます。しかし、ヘムは「チーズを待つ」と言い、その場から離れませんでした。
そして、旅に出たホーは恐怖や困難を乗り越え 、スニッフとスカリーと同じくチーズステーションNにたどり着くのです。
以上が『チーズはどこへ消えた?』の簡単なあらすじです。
✔️学んだこと
旅の途中でホーが多くことを私たちに教えてくれます。その中で、私が学んだ3つのことを書きたいと思います。
1.考えるよりも行動をする ➡スニッフとスカリーのように即行動することはとても大切です。また、ホーも「考えているだけでは意味がない」と、行動に移したのです。
例えば、あなたは「お金」というチーズが欲しいと思っています。そんな時、考えるだけではお金が増えないことは分かると思います。バイトをするなり、自分で稼ぐなりしてお金を得ると思います。
このように、「考えているだけでは何も変わらない」ということが学べたので、私は自分で稼ぐため「ブログ」や「投資」を始めました。
2.変化を恐れない➡多くの人が変化することを恐れます。まさに、ヘムと同じ考えです。でも、変化を恐れていたヘムはどうなりましたか?戻りもしないチーズをいつまでも待っていましたよね。
例えば、ブラック企業で働いている人はなぜ転職しないのでしょうか。それは変化を恐れているからです。「今よりもブラックだったらどうしよう、、、」と恐れ、「それならこのままで良い」と、今もブラック企業で働いています。変化を恐れなければ転職もできると思います。
3.恐怖を乗り越えた先に楽しいことがある➡旅に出たホーは「もし、チーズを見つけられなかったら餓死してしまう。」と、恐怖を抱いていました。しかし、その恐怖を乗り越えた先に新しいチーズを見つけられました。
私はこのようにブログを書いています。初めのころは「誰も見てくれなかったら」とか、「俺でもやれるのかな~」とか考えていました。でも、ありがたいことに月日が経つごとに見てくださる人が増えてきています。そして、今は楽しい気持ちになっています。「恐怖<楽しい」と思えるようになりました。
ここで私が伝えたいことは、「恐怖の途中で物事をやめてはいけない」ということです。恐怖がやがて、楽しいと思える時が来ます。
最後に
『チーズはどこへ消えた?』の感想とまとめについて書きました。
最後にこの言葉を伝えたいと思います。
「自分の人生は、自分でしか変えられない。」
今の状況を不安に感じていたり、変化を求めている人はこの本を読んでみて下さい。