【要約】世界一楽しい決算書の読み方~まとめと感想~
どうもりゅうちゃんです。
今回は、大手町のランダムウォーカーさん(@OTE_WALK)が書かれた「会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方」を要約していきます。
著者は、SNS上で多くの会計クイズを出題されています。ぜひ、フォローして参加してみて下さい!
・決算書が読めるようになりたい
・財務3表について学びたい
・転職や就職先、投資先の経営状況を知りたい
貸借対照表(B/S)
この図のように、左右の合計額は必ず一致するようになっています。
左側には「資産」、右側には「負債」「純資産」が入ります。
また、資産の内訳として、「流動資産」と「固定資産」があります。
一方、負債の内訳として、「流動負債」と「固定負債」があります。
そして、純資産の内訳として、「株主資本」と「その他」があります。
- 株主資本→資本金・利益剰余金など
- その他→評価換算差額・新株予約権など
これらを図にする以下のようになります。
先ほどは、資産・負債・純資産の3つのブロックだったものが、5つのブロックに増えているのが分かります。
・B/Sは、資産・負債・純資産で構成される
・B/Sは、5つのブロックに分かれる
・B/Sの左右の合計額は必ず一致する
損益計算書(P/L)
次に、損益計算書についてです。
英語では、「Profit & Loss Statement」と言い、頭文字を取って「P/L」と呼ばれます。
P/Lでは、特定期間の企業成績というのが分かります。
1年間の中で、どのくらい売り上げて、いくら費用がかかり、利益(損益)はどのくらいだったのか。というのを記録しておきます。
P/Lを図で表すと以下のようになります。
B/S同様、P/Lでも左右の合計額は必ず一致します。
左側には「費用」と「利益(損失の場合は右側)」が入り、右側には「収益」が入ります。
ただし、損失が出た場合には以下のようになります。
このように、右側に「損失」が入ります。
そして、「費用」の内訳として以下のようなものがあります。
一方、「収益」の内訳として以下のようなものがあります。
- 「売上高」→商品を売って得たお金など
- 「営業外収益」→株の売買で利益など
- 「特別収益」事業の一部売却ばど
これらを図にすると、以下のようになります。
当たり前の話ですが、費用を抑えることで当期純利益は増えていきます。そのため、費用を抑える企業努力が利益に繋がります。
・P/Lを見ることで、起業努力が読み取れる
・P/Lは、「収益」「費用」「利益」の3つで構成される
・P/Lの左右の合計額は必ず一致する
キャッシュ・フロー計算書(C/S)
最後に、キャッシュ・フロー計算書についてです。
英語では、「Cash Flow Statement」と言い、頭文字を取って「C/S」と言います。
C/Sは、企業の現金・預金がどのくらい増減したかを表す書類です。
お金の増減を把握していないと、現金が無いため仕入れ代金が払えなくなり、倒産に至る。なんてこともあり得ます。これが「黒字倒産」ということです。
そうならないために、C/Sが大切です。
C/Sの説明の前に、3つの企業活動について説明します。
- 営業活動→本業で現金が増減したか。これが1番重要!
- 投資活動→投資によって現金が増減したか。
- 財務活動→資金調達と返済で現金が増減したか。
まとめ・感想
今回は、大手町のランダムウォーカーさんが書かれた「会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方」の要約をしました。
本書は、楽しく決算書を学びたい人にオススメな一冊です。とても分かりやすく決算書について学べます。
「貸借対照表(B/S)」「損益計算書(P/L)」「キャッシュ・フロー計算書(C/S)」が見たことない人、知らない人でも読みやすいので、ぜひ本書を手にして見て下さい!
決算書を理解して、勤め先の経営状況や企業の戦略、就職や転職に役立てましょう!
また、次のステップとして「世界一楽しい決算書の読み方 実践編」も出版されてます。そちらも読んでいきたいと思います!