【比較】QQQとVGTどっちが良い?~構成銘柄とセクター分散の比較~
どうもりゅうちゃん(@ryu_ryuchandesu)です!
今回は、近年ハイリターンを出しているハイテクセクターについてのブログを書いていきます。その中でも、ハイテク銘柄で構成されている『QQQ』と『VGT』を比較していきたいと思います。
はじめに
コロナショック後、ハイテクセクターはすぐに回復し、コロナショック前の最高値を更新するなど勢いが止まりません。
その中でも、GAFAMやテスラと言った超大手企業の株を中心に買われていて、株価成長が驚くほど伸びています。
一方、ダウやS&P500と言った米国の代表的な指数は回復しているものの、いまだに最高値を更新することが出来ていません。
今後どのようになっていくのかは分かりませんが、これまでの米国市場をハイテク企業が牽引してきたことは事実です。
そして、何十年単位ではなく数年単位で考えれば、ハイテク関連はまだまだ伸びると考えています。分かりませんが(笑)
ただ、ハイテク関連の個別株となると高くて買えないし、リスクが大きいと思います。
ちなみに、2020/8/14現在でアマゾン(AMZN)は1株30万円以上、テスラ(TSLA)は1株15万円以上の資金が必要になります。ここまで高いとなると、なかなか手が出ないと思います。
そんなときは、ハイテク関連が集まったETFに投資することがオススメです。
その代表となるETFが、今回比較するQQQとVGTです。
迷っている人は、自分はどちらに投資する方が良いのか。今回の記事を見て決めて頂きたいと思います。
それではいきましょう!!!
QQQとVGTの比較
QQQとVGTの基本情報
まずは基本情報の比較からしていきましょう。
QQQの基本情報
インベスコQQQトラスト・シリーズ1(Invesco QQQ Trust Series 1)は、米国籍のETF(上場投資信託)。ナスダックに上場している時価総額が最大規模の非金融企業100社を含 むナスダック100指数に連動した投資成果を目指す。指数はコンピューターハードウエア ・ソフトウエア、通信、小売り・卸売り、貿易、バイオテクノロジーなどの主要業界の企業を反映。
QQQは金融セクターを除く、ナスダック100指数への連動を目指しています。そして、ハイテク以外のセクターも含まれています。
VGTの基本情報
バンガード情報技術ETF(Vanguard Information Technology ETF)は、米国籍のETF(上場投資信託)。MSCI US Investable Market Information Technology指数の構成銘柄のうち、あらゆる時価総額規模のテクノロジー株のパフォーマンスに連動する投資成果を目指す。米国を中心としてコンピューターやソフトウエア、インターネット企業に投資する。(https://www.bloomberg.co.jp/quote/VGT:US)
VGTはハイテク関連株にだけ投資をしています。ここがQQQと異なるところです。
そのため、アマゾンやフェイスブック、グーグルは組み込まれていません。
QQQとVGTの構成銘柄
QQQの構成銘柄
まずは、QQQの上位10銘柄を見ていきましょう。
ご覧の通り、QQQはGAFAMで40%以上の割合を占めています。
また、アップル、マイクロソフト、アマゾンの3銘柄に関しては10%以上の割合を占めています。
QQQはVGTと比べると、セクター分散はされていると考えられます。
VGTの構成銘柄
VGTの上位10銘柄を見ていきましょう。
VGTのファンド比率は大きく偏っていて、アップルとマイクロソフトの2銘柄で40%近い割合を占めています。
また、ビザやマスターカードと言った決済サービスが組み込まれています。
そして、QQQではGAFAMが組み込まれていましたが、VGTではアマゾン、フェイスブック、グーグルが組み込まれていません。
なぜかと言うと、アマゾンは一般消費財セクター、フェイスブックとグーグルは通信セクターとされているからです。
QQQとVGTの株価の比較
<5年間の株価>
5年間のリターンを見ると、VGTに軍配が上がります。
VGTはアップルとマイクロソフトの割合が大きいため、この2つの株価が好調だっただけに、その影響を受けたと考えられます。
<15年間の株価>
次は期間を延ばして見ていきましょう。
15年の期間で見ると、QQQに軍配が上がります。
チャートを見ると、2013年~2019年までの差の開きが分かりますが、2019年以降は差を感じません。
そして、共に「リーマンショックを乗り越えた」という実績があるため、信頼があると考えています。
そのため、どちらも優秀な投資先と言えます。
QQQとVGTの経費率の比較
- QQQ・・・年0.20%
- VGT・・・年0.10%
どちらも低コストと言えるでしょう。0.10%の差は気にしなくても良さそうです。
どちらがオススメなのか
個人的にはどちらでも良いと考えています。これに関しては、好みで決めていきましょう。
ちなみに、私はセクター分散がされていてGAFAM+テスラが入っている「QQQ」推しです。
QQQの特徴
- GAFAMが組み込まれている(4割強)
- VGTよりセクター分散がされている
- 長期ではVGTより若干リターンが良い
VGTの特徴
- アップル&マイクロソフトで4割近く占めている
- アマゾン、フェイスブック、グーグルは入っていない
- ビザやマスターカードの決済サービスがある
- 短期間ではQQQより若干リターンが良い
このように、それぞれ特徴があるので、選ぶのが難しいです。
悩みに悩んでも決められない人は、自分自身が「GAFAMが欲しい」か「ビザやマスターカード」が欲しいかで決めてください。
QQQ+ビザ、マスターカード
いっそのこと両方の良いところをとってしまう投資方法として、QQQに加えて個別株でビザ、マスターカードを買うというのもアリでしょう。
そうすることによって、オリジナルハイテク投資商品が完成します。
ただ、QQQと個別株の割合は決めておくようにしましょう。
ビザ、マスターカードの占める割合が高くなると、それだけリスクは高まります。
これも一つの案として考えてみて下さい。
まとめ
今回は『QQQ』と『VGT』の比較をしていきました。
この2つはハイテクセクターに投資しているので、10年間の株価成長率はとても高かったです。
そして、米国市場がここまでの成長を遂げたのもハイテク株があったからだと思います。
この成長力が今後も続くかは分かりませんが、個人的にはまだまだ成長していくと考えています。
ただ、加熱し過ぎているものはいずれ冷めるでしょう。それは歴史が物語っています。
ただ、そのような暴落も乗り越えて株式市場はここまで成長を続けてきました。
そのため、暴落が来ても乗り越えることが出来る銘柄や精神を持ちましょう!
※投資は自己責任です。無理のない範囲で行いましょう