【がん予防！】自然治癒力を上げる食べ物ベスト5。( がん予防のための体をつくる食べ物)

近年、健康問題が注目されています。健康でいるために、「睡眠」と同じくらいに大切だと言われていることがあります。それは「食事」です。栄養を考えて食事をすることで「自然治癒力」もあがります。

自然治癒力とは、人間・動物などの心身全体が生まれながらにして持っている、ケガや病気を治す力・機能を広くまとめて指す表現。手術を施したり、人工的な薬物を投与したりしなくても治る機能のこと。「自己治癒力」とも呼ばれる。

日本食は健康に良いと言われています。しかし、世界全体でがん患者数や死亡者数を見ると、日本は増加し続けている傾向にあります。一方、欧米では減っている傾向にあります。世界で最高峰の医療技術を持つ日本が、なぜそのようなことになっているのでしょうか。

たとえば女性の乳がんで言いますと、2013年までの20年間で、日本では死亡率が33％上昇した一方、アメリカでは36％も減っています。日本は先進国でもかなり珍しい「がん死大国」です。その理由は、日本が超高齢化社会であることや、がん検診の受診率の低さが挙げられますが、それだけではありません。

医療経済ジャーナリスト・室井一辰さんが次のように述べています。「アメリカでは、1970年代から国を挙げてがん対策を模索してきました。その結果、がんを未然に防ぐために食事内容を改善することが、最重要課題の1つという結論に達した。アメリカ国立がん研究所では、がん予防に効果がある食品の研究を進め、そうした国家キャンペーンの結果、1990年代初めからがんによる死亡者数がマイナスに転じました。」

一方の日本の医療は相変わらず、がんになったら手術すればいい、薬をのめばいいという姿勢なので、一向に患者数が減らないというわけです。

「健康で長生きしたい。」それならば、がんなど大病を患ってからでは遅いです。常日頃から「自然治癒力や免疫力を高める食品」を食べ続けて、“医者いらず”になるしかないのです。

今回は自然治癒力を上げる食べ物ベスト5を紹介したいと思います。

 

5位みそ

• 大豆の持つ良質なたんぱく質を消化しやすい状態で摂取することができます。食物繊維、ビタミン、ミネラルなども豊富に含まれています。みその機能性を研究した論文は多くあり、がんや生活習慣病のリスクを下げ、老化を抑制することもわかっています。お腹の調子が安定しない人にもおすすめの発酵食品で、腸内環境を整える働きがあります。

• 消化酵素を活性化させ、代謝を上げ、生活習慣病のリスクを減らします。

• 添加物が少なく、原材料がシンプルなものを選ぶと良いです。毎日摂りたいものです。オススメはみそ汁です。めかぶやわかめといった海藻類は食物繊維が豊富で、腸内環境を改善し、免疫機能を高めてくれます。海藻には塩分を体外に排出する効果もあるため、みその塩分が気になるかたにもオススメです。

4位しょうが

• 食欲を増進させる、消化機能を高める、吐き気を止める、体を温めるなどの効果があります。アメリカ国立がん研究所によれば、がん予防効果がある食品の1つです。

• 辛み成分ショウガオールとジンゲロールが健康に良いです。便秘や下痢から、肩こりや神経痛、咳止めまでさまざまな不調に効果的とされています。体を温めるため生理痛の改善も見込めます。

• アレルギーやかゆみの原因となるヒスタミンを抑える作用や抗炎症作用があるとされています。しょうがのぴりっとした刺激が免疫力を高めてくれます。

3位ヨーグルト

• たんぱく質やアミノ酸に加え、脂肪を燃焼させるビタミンが豊富に含まれています。エネルギー生産効率を上げ、体力増強も期待できるでしょう。

• 乳酸菌が含まれ、腸内フローラを整えることで、免疫力アップに役立ちます。ダイエット効果も期待できるでしょう。

• 実は腸と脳には密接な関係があります。それは、脳内で幸福感を作り出すセロトニンの90％は腸内で生成されるので、メンタルにもいい影響があると言われています。

• 日本人に慢性的に不足するカルシウムを効率的かつ手軽に補給できる食品です。牛乳よりお腹を下しにくいところも良いところでしょう。

2位にんにく

• アメリカ国立がん研究所によれば、最もがん予防効果が高い野菜の1つとされています。そのうえ、にんにくの香り成分であるアリシンは疲労回復効果があると言われています。

• 硫黄化合物を豊富に含み、治癒力や抵抗力を高める成分が多く見つかっています。

• 微生物に対する抗菌作用があり、腸内フローラの改善に役立ちます。また、硫黄成分が体内の解毒を助けます。

• カリウム、ビタミンB1・C・B6、食物繊維などさまざまな栄養素が同時に摂取できます。

1位納豆

• 自然治癒力を上げるには、腸の健康が第一です。そのためにいちばんいい食べ物は、やっぱり納豆です。

• 食物繊維に加えて、女性ホルモンを増やす作用や抗酸化作用のあるイソフラボン、骨粗しょう症対策に不可欠なビタミンKが豊富に含まれています。また、大豆に含まれるたんぱく質には体脂肪軽減やメタボ対策効果があると言われています。

• たんぱく質分解酵素ナットウキナーゼには血栓を溶かし、血液をサラサラにする働きがあります。ただ、熱に弱いのが難点です。ご飯に納豆をかけて食べる人は多いと思います。しかし、その食べ方では納豆の栄養素を殺してしまっています。ご飯に納豆をかけずに食べた方が栄養素を摂取できます。

• 免疫作用のある納豆菌やポリグルタミン酸、レバンが一緒に摂れる「完全食」だと思います。

• 朝に食べるよりも夜に食べた方が効果的だと言われています。血栓は体内の水分が不足しやすい夜中にできることが多いため、予防のために夜に納豆を食べると良いです。

• 大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンによく似た構造をしています。そのためエストロゲンの不足で起きる更年期症状を和らげるほか、乳がんや卵巣がんの予防にも役立ちます。男性でも前立腺がんの予防に効果的です。

納豆は圧倒的に良いとされています。手軽に食べることができるので、納豆を食べて自然治癒力を高めましょう。

これから100歳時代が到来します。健康で長く生き続けるには、自分自身が健康に気をつけて生きていくことが最も大切なことです。自分の身は自分で守りましょう。