りゅうちゃんの投資ブログ

20代のサラリーマンが「資産運用・投資」「金融リテラシー」「オススメ本」について書いています。

【20代からの資産運用】投資初心者におすすめの資産運用は?

 

20代の皆さんに聞きたいことがあります。それは「資産運用をしてますか?」ということです。大半の人が「興味はあるけど、リスクがある」や「将来のために貯金した方が良い 」と言います。私もそうでしたし、私の周りにいる友人もそう言います。しかし、それが本当に将来のためになるのでしょうか。私の答えとしては「ノー!」です。

 

今後の日本では、大半の人が大変な生活を強いられます(少子高齢化増税、給料の減少など)。そんな思いを少しでも無くしていくための準備として、私は『20代からの資産運用』をおすすめします。20代から資産運用することで、きっと未来が明るくなると思います。

 

今回は少額から始められる投資から、長期的な目線で行う資産運用を紹介します。投資の感覚や勉強をしたい人は少額でも良いので、自分に合った投資先を見つけて、是非始めてみてください。

 

 

 

〈なぜ資産運用をするのか〉

なぜ大半の人が「資産運用よりも、銀行に預けた方が良い。」と思うのでしょう。

 

私は銀行に預けるよりも投資にまわした方が断然良いと思います。その理由としては、銀行に預けていてもほとんど金利がつかないからです。

 

日本がバブル期のときは、銀行に預けているだけで、数%の金利が付きました。しかし今はどうでしょうか。超低金利で、メガバンクに預けても0.001%しか金利が付きません。金利がついたてとしても、手数料で消えます。それなら、資産運用で金利数%を得た方が良いと思います。

 

これからはお金を「貯める」のではなく「増やす」ことを意識していきましょう。きっと将来が大きく変わります。そのために、資産運用をするのです。

 

 

〈20代から投資をするメリット〉

そもそも、「20代から投資するメリットはあるのか」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。私は20代こそ資産運用をするべきだと思います。なぜなのか、そのメリットを紹介します。

 

これが一番のメリットだと思います。

 

資産運用は若ければ若いほど将来のリターンが大きくなっていきます。なぜ、大きくなるのか。それは『複利』の力です。複利は利益を再投資することで生まれる力です。これは年数が長ければ長いほど凄いことになっていきます。 この対義語が「単利」です。

 

アメリカの資産家である、「ウォーレン・バフェット」も複利によって莫大な資産を築き上げました。また、アインシュタインも「人類最大の発見」と言っています。

 

複利とは、利益に利益が付くことを言います。例えば、元本1,000,000円で1年後に20,000円の利益(年利2%)が出たとします。その利益を元本に加えて(元本1,000,000+利益20,000)、翌年にも2%の年利が利益として出たら、1,020,400円となります。この400円が複利となります。これを続けるほど利益還が大きくなってきます。
 

 

例えば、たまごを産むニワトリで考えてみます。毎年ニワトリがたまごを1個産むとします。そのたまごを食べると、毎年1個しか手に入れることができません(単利)。しかし、そのたまごを孵化させ、たまごを産めるようにします。そうすると、その年からはたまごが2個手に入るようになります。そしてそのまた翌年は4個、また翌年には8個と増えていきます。これが複利です。

 

  • 目標額を達成しやすい

例えば、100万円を元手に『60歳までに資産運用で1000万にする!』という目標を立てたとしましょう。50歳から始めるとハイリスク・ハイリターンの運用をしなければ、目標達成は難しいです。歳が多くなるにつれて、ハイリスク・ハイリターンの資産運用は危険です。しかし、20代から少額でもコツコツと資産運用をすれば、「60歳までに1000万」という目標を達成することは難しいことではありません。

 

若いときにローリスク・ローリターンで資産運用をして、リスクを抑えて資産を増やしましょう。

 

  • お金に働いてもらう

これは投資をしているどの年代の人にも当てはまりますが、投資をすることで「お金に働いてもらう」ということができます。そうすることで、『お金がお金を生む』というシステムが出来ます。これにより、働かずにお金を得る(不労所得)ことが出来るのです。

 

例えば、100万円を月利2%で運用できれば、毎月2万円を手に入れることができます。年間で24万円の不労所得を得られます。こうしてお金に働いてもらうのです。

 

 

〈投資の形態〉

「資産運用を始めよう!」と思ったとき、何に投資をすれば良いのか悩むと思います。そこで自分に合った資産運用を見つけましょう。下記の3つが資産運用をするうえで良いと思います。

  • AI(ロボアドバイザー)
  • 専門家
  • 個人

 

  • AI(ロボアドバイザー)

AIに資産運用をしてもらう方法です。

 

最近話題になっているAI(ロボアドバイザー)は、AIが個人の方針に沿って最適な商品に運用してくれます。その中でも人気のあるAI(ロボアドバイザー)としては、Wealth Navi(ウェルスナビ)やTHEO(テオ)などがあります。私はWealth Navi(ウェルスナビ)を利用しています。もっと知りたい人はこちらをどうぞ

 

ryu-ryuchan.hatenablog.com

 

欠点としては、自分で投資先を選ぶことが出来ないということです。投資歴が長い人にとっては物足りないと思いますが、初心者の人には充分だと思います。

 

  • 専門家

専門家に相談する方法です。

 

FP(ファイナンシャルプランナー)は顧客の資産運用を手助けする仕事です。顧客のライフプランに合わせて商品を選んでくれます。しかし、営業成績だけを考えて自社の商品を優先して売り込んで来ることもあります。それと、専門家にも運用能力の差があるので、慎重に専門家を選ぶことが大切です。

 

  • 個人

自分で投資先を見つけて投資をする方法です。

 

20代のうちに個人で買うことで、様々な金融商品の性質などを知ることができます。投資は自己責任なので、AIや専門家などに頼りたくない人は個人で勉強して、買うことをおすすめします。投資について勉強することで、楽しい資産運用をすることが出来ます。

 

 

〈資産運用のプランを立てる〉

ただ資産運用をするのではなく、次の4つを考えて20代からの資産運用のプランを立てましょう。

  • 「始めるために必要な金額」
  • 「いつ必要になるのか」
  • 「どれくらい必要になるのか」
  • 「どれくらいのリスクを負えるのか」

ということです。

 

まず、貯金の全額を投資にまわすのはやめた方が良いと思います。始めは無くなっても良いくらいの金額で始めましょう。ちなみに私は10万円から始めました。

 

次に「いつ必要になるのか」「どれくらい必要になるのか」についてです。例えば、結婚するとき、子供ができたとき、家を建てるときなど何年後に、どのくらいの結婚資金や学費、頭金などが必要になるのかを確認しておく必要があります。そして、それに見合う資産運用をしていきましょう。

 

最後に「どれくらいのリスクを負えるのか」についてです。人間どうしても欲が出て、ハイリターンを狙おうとします。しかし、ハイリターン(高利回り)を狙うにはハイリスクを負わなければなりません。逆に、ローリターンで良いならローリスクで済みます。このように、リターンとリスクは常に比例しています。自分ならどれくらいのリスクを負えるのかということを確認しておきましょう。

 

 

〈長期投資と積み立て〉

若いときから「積み立て+長期投資」をすることで、先ほど言ったような複利によって資産が増えていきます。

 

毎月1万円でも積み立てておけば、何十年後にはかなりの額になると思います。また、毎月一定額を積み立てることで価格が高いときも低いときも買い、全体的に平均価格で買うようになります。

 

いちいち価格を気にせずにストレス無く資産運用が出来ます。長期運用と積み立てで大切なのは、『途中でやめない』ことです。生活が苦しくなると、途中でやめてしまう人も多いです。そうならないために、余裕を持った金額で積み立てていきましょう。

 

分散投資

分散投資は、投資対象を多様化させることで、資産運用に伴う価格変動リスクを低減させて好リターンをめざす有効な方法です。

 

具体的な分散の方法は、国内外の国や地域、株式や債券など商品、円やドルなどの通貨と、積み立てなどの時間で分けるという、大きく4つの考え方があります。

 

  • 地域の分散

国内と海外、新興国と先進国、欧州とアジアなどの地域に分散させて投資をします。
外国株式や外国債券に投資したり、外国の株式や債券で運用する投資信託を利用することでも、地域の分散を実践できます。

 

  • 商品の分散

株式、債券、投資信託、年金・保険、預貯金などの商品に分散させて投資をします。
また、「バランス型」などの国内外の株式や債券等に幅広く投資する投資信託を利用することでも、国際分散投資になります。

 

  • 通貨の分散

円、米ドル、豪ドル、トルコリラ南アフリカランドなどの通貨に投資をします。
外貨への投資は、外貨建てMMFや外貨建て商品を購入することでも手軽に実践できます。

 

  • 時間の分散

積み立てなどで定期的に一定額を投資することで、一時的な価格変動のリスクを分散させる効果が期待できます。
積み立てる銘柄や商品を多様化すれば、さらなる分散効果が期待できます。

 

 

〈投資先の種類〉

「さあ、始めよう!」と思ったとき、投資先の種類が多過ぎて悩むことはよくあります。これから紹介するものを見て、自分に合った投資先を選びましょう。

 

  • 株式

企業が発行する株式を買っていくという一番有名な方法です。

 

株で利益を得る方法は業績の良い企業が投資家に支払う「配当金(インカムゲイン)」、株価が上がったときに売ることでもらえる「値上がり益(キャピタルゲイン)」などがあります。

 

ただ、株式は少額でも買えますが、素人が株で一定の利益を長期間出し続けるのは難しいです。利益を出し続けるためには、本格的に勉強をする必要があります。

 

  • 債券

日本という国にお金を貸して、満期になると帰ってくるという仕組みです。

 

満期が5年のもので0.05%ほどの利率が保証されています。利回りが小さく満足出来ないかもしれませんが、国が潰れない限り安全というのが特徴です。

 

また、外国の債券も買うことが出来ます。日本の債券よりも、高利回りの外国債券があるのでおすすめです。しかし、為替変動リスクにより、自分が投資した日本円の額を下回る可能性はあります。

 

  • 不動産投資

不動産投資は莫大な資産が必要になります。しかし、計画的にローンを組めば資産運用において非常に優秀な商品です。不動産投資はインカムゲインキャピタルゲインの両方を得ることが出来るのが最大のメリットです。

 

マンションやアパート、戸建てを貸し出すことで毎月の家賃収入(不労所得)を得ることが出来ます。また、不動産として売ればまとまったお金になります。

 

投資信託は先ほど説明した、AI(ロボアドバイザー)や専門家が様々な金融商品を購入し、運用をしてくれます。初心者から投資経験者まで幅広い層に人気の商品です。

 

安定した国内株式や外国株式などの先進国の商品はもちろん、成長が見込まれるベンチャー企業の株式や新興国の株式・国債と言ったハイリスクな商品まで投資をしてくれます。

 

自分で投資をするよりも手数料を多くと取られてしまうデメリットもありますが、ほったらかしにしても上手く運用してくれるので妥当の料金だと思います。

 

  • 仮想通貨

仮想通貨は「投資」というよりも「投機」なので、資産運用には適していないと思います。ちなみに投機とは、FXのような短期間で利益を狙うようなもののことを言います。初心者にはギャンブルみたいなものだと思います。

 

「仮想通貨はこれからだ!」と言う人もいれば、「もう終わった。」と言う人もいます。これだけは分かりません。しかし、ブロックチェーンの技術は素晴らしいものだと思います。少額だけでも持っていれば、将来バブルの値を越え、何倍もの利益が出るかもしれません。もしかしたら、「億り人」になるチャンスはあります。余剰金がある人は宝くじ感覚で買ってみると面白いかもしれません。

 

 

〈まとめ〉

『20代からの資産運用』はとても大切なことです。5~60年後、私たち世代が退職するときに退職金が今と同額貰えるでしょうか?年金も貰えるでしょうか?少なからずは貰えると思います。しかし、今よりも少額だと思います。だからこそ、今から準備をするのです。

 

投資は10代や20代の若い時にすれば得です。若い人は将来に対しての不安はあるけど、行動に移せない人が多いと思います。お金も無駄なものに使いすぎてしまう人も多いですね。若い時に失敗しても取り返しはつきますし、いい勉強にもなると思います。まずは、投資の感覚をつかむために、少額でも「とりあえずやってみる」という気持ちが大切だと思います。皆さんもやってみてください。備えあれば憂いなしです。

 

 投資するお金が無い人は、無駄な買い物を無くしたり、飲みに行く回数を1回減らしたりするだけで1万円は浮くと思うので、そのお金で投資をしましょう。目先のことだけではなく、将来のことも考えていきましょう。ただし、資産運用は余剰金で行ってくださいね。

 

『さあ、投資を始めましょう!』