【要約】「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」の感想・まとめ
今回は「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」という本を読んだので、それについて書いていきます。この本はアンドリュー・O・スミスさんが書き、桜田直美さんが訳をしました。
はじめに
初めに言っておくと、この本は「株の売買テクニック」や「チャートの読み方」などのお金を増やす方法の本ではありません。
「貯金」「投資」「教育」「老後」など、これから生きていく上で必ず役に立つお金の教養本となっています。
「社会に出たらどうやってキャリアを作っていくのか」「独立や起業を考えるべきか」「収入と支出をどう管理していくのか」などから、借金(クレジットカードや住宅ローン)、金融詐欺、税金、法律と契約まで、これからの人生に必要なことが網羅されています。
内容が濃い分、理解するのに時間がかかると思います。何回も読んで、少しづつ理解してほしいと思います。
この本は14章で構成され、全部で395ページになります。そして、章は下記のようになっています。
- お金の計画の基本
- お金とキャリア設計の基本
- 就職、転職、起業の基本
- 貯金と銀行の基本
- 予算と支出の基本
- 信用と借金の基本
- 破産の基本
- 投資の基本
- 金融詐欺の基本
- 保険の基本
- 税金の基本
- 社会福祉の基本
- 法律と契約の基本
- 老後資金の基本
以上のように、この一冊で「お金の基本」すべてを学ぶことが出来るので、非常に内容の濃い一冊となっています。
驚くことに、この内容をアメリカの高校生は学んでいると言うのです。日本の高校生と比べるとどうでしょうか。高校生と比べるどころか、日本の大人でもアメリカの高校生よりも金融リテラシーが低いことが分かります。
そのため、この本で知識を付けて賢い大人になっていきましょう!
抜粋
絶対に覚えておきたいお金のヒント
- シンプルに➡お金の管理は自分がしやすいようにしておく。
- 質素に暮らす➡いざという時のために、無駄遣いはしない。
- 借金をしない➡借金は大きな心の負担。必要最低限に抑える。
- ひたすら貯金➡収入<支出はダメ。
- うまい話は疑う➡自分が理解できない儲け話は断る。うまい話には裏がある。「絶対に儲かる」ものなんて存在しない。
- 投資の多様化➡ローリスクで確実なリターンを得るため、投資先を分散しておく。
- すべてのものには税金がかかる➡お金が入っても、出ても、死んでもお金がかかる。
- 長期で考える➡人生100年時代に備え、長い目で見たお金の計画を立てる。
- 自分を知る➡将来の夢や、リスク許容度を知り、それに合わせたお金の計画を立てる。
- お金のことを真剣に考える➡お金の基本を学び、大きなお金の決断をするときは下調べをしっかりする。
感想・ まとめ
今回は「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」について書きました。
私たちが生きていく中で、「お金」とは切っても切れない関係にあります。お金を貰っても、お金を払っても、死んでもお金がかかります。
そのため、ひとりひとりがこの本でお金の基本を学び、お金に振り回されない人生を歩んでほしいと思います。