少額投資は意味がない?小額投資のメリット・デメリット。
どうもりゅうちゃんです。
今回は『少額投資は意味がないのか。~小額投資のメリット・デメリット~』について書いていきます。
これから少額投資をしよう。と思っている人や少額投資は意味があるのか。と疑問に思っている人は参考にしてみて下さい。
少額投資は意味がない?
ネットで「少額投資は意味がない。」などと、小額投資を否定するような言葉を見かけます。
人によって少額がどのくらいなのかは変わってくると思いますが、私は「少額投資は意味がある」と思っています。
その理由として、以下の画像をご覧ください。
この画像は、40年後に2,000万円を貯めるには毎月いくら投資すれば良いのかを計算したものです。
ちなみに、年利は5%に設定しています。この数字は株式投資の平均リターンなので、不可能な数字ではありません。
そして、20代の人が定年まで投資することを想定しているため、投資期間が40年となっています。
その結果、20代から40年間投資をして2,000万円にするには、毎月13,106円の積立が必要となってきます。
どうでしょうか。1万円ちょっとの投資を40年間続ければ、2,000万円になります。
「そんなに投資に回せない」と思っている人は、以下の記事をご覧ください。
どうすれば投資資金を作ることが出来るのか。を書いています。
もし、1万円ちょっとのお金を「投資」に回さず「貯金」に回したら、40年で6,290,880円しか貯まりません。
その差は、1,300万円ほどです。この差はとても大きいと思います。
そのため、老後に向けて貯金をしている人は、投資という選択肢を頭に入れても良いと思います。
ある程度の貯金をしたい。という人は、半分貯金で半分投資でも良いと思います。
しかし、注意して頂きたいことがあります。
それは、上記の画像で見て頂いた計算がズレることがある。ということです。
過去通りのリターンが続くようであれば、先ほど計算した2,000万円はいきますし、それ以上もあるかもしれません。
逆に、過去通りにいかなければ、あなたが投資したお金は減ってしまうこともあります。
これは自分自身が決めて、信じる方に回してください。あくまで投資は自己責任となっています。
私は投資をしてお金が増える喜びを知ってしまったので、貯金よりも投資に回すようになっています。「お金が増える」って良いですよ~(笑)
少額投資でオススメの投資先は?
私がオススメする投資先は「全世界か米国の株式」です。
これも悩むところです。以下の記事で比較しているので、ご覧になり好きな方に投資しましょう。
次に、選んだ投資先を「つみたてNISA」で設定し、購入しましょう。
つみたてNISAを利用することで、利益に対しての税金(約20%)が免除されます。
先ほど想定したケースだと、引かれる税金は300万円弱となります。
しかし、つみたてNISAを利用することで20年間は非課税となるため、引かれる額が少なくなります。
そして、積立設定が完了したら、あとは忘れてのんびり過ごしていきましょう。これが1番難しいところです。
何回か暴落が起きて、あなたの資産が半分になることもあるかもしれませんが、絶対にやめてはいけません。
長期投資で大切なことは継続することです。
少額投資のメリット・デメリット
メリット
負担が少ない
例えば、100万円を一括で投資したとしましょう。
そして、その月にマイナス10%で10万円の損をしたら、気持ち的にも金銭的にも大きな打撃を受けてしまいます。
マイナス10%ならまだしも、マイナス50%の暴落で半分減るようなことがあれば、月収以上の損をしてしまいます。
そして、投資はこわい。という気持ちになるでしょう。
逆に、1万円の少額投資をした場合はどうでしょうか。
マイナス10%で1,000円、半分でも5,000円と、気持ち的にも金銭的にも与える影響は少ないと思います。
このように、少額投資は「気持ち+金銭」への負担が少ないのです。
やり直すことが出来る
長期投資をする上で、退場してしまうことが1番良くないです。
退場しないためにも、まずは失敗しても何度もやり直すことが重要だと思います。
やり直すためには、小額に分けて挑戦することが良いと思います。
何度もやり直し、自分に合った投資法を見つけ、それを長期にわたって運用できるようにしていきましょう。
人それぞれ、自分に合う投資法は異なってきます。早めに見つけることで、資産形成スピードも高まります。
実践で身に付く
色んな本を読んだり、ブログを読んだりして知識を付けても、実際にやってみなければ分からないことがほとんどです。
しかも、自分の大切なお金をリスクのある商品に投じるとなると、なかなか一歩が踏み出せないと思います。
そんな時こそ、少額投資なのです。
投資した商品が上昇すると、お金が増えて気分も上がります。
逆に、下落するとお金が減り気分も下がります。
このような気持ちを実際に感じることが大切なのです。
そして、自分の思い通りにいかないときには、「なぜ、そうなったのか。」と学ぶ気持ちも芽生えてきます。これは、実践でしか身に付かないのです。
デメリット
リターンが低い
リスクとリターンは表裏一体となっているため、少額投資のリターンは低くなってしまいます。
例えば、投資商品が10%の値上がりをしたとします。
- 100万円を投資➡110万円
- 10万円を投資➡11万円
このようになります。
そのため、少額投資だと資産形成のスピードは落ちてしまいます。
投資に慣れてきたら入金力を高めていき、利益の最大化を狙っていきましょう!
入金力が必要な商品がある
投資信託に関しては100円から買うことが出来て、少額投資には良いと思います。
しかし、個別株やETFに関してはある程度の資金が無ければ買うことが出来ません。
そのため、自分の買いたい商品が必ず買えるとは限らないのです。
そして、少額で買える商品の中から優良商品を買わなければなりません。
そうなると、選択肢がかなり狭まってしまいます。
選択肢を広げるには、ある程度のお金が必要になるのです。
まとめ
今回は少額投資は意味があるのか。と、少額投資のメリット・デメリットについて書いていきました。
本やブログで知識をつけることも大切ですが、最終的には実際にやってみなければ分からないことがほとんどです。
「本を読んだから完璧だ。」というわけでもないですし、「知識がないから投資はできない。」というわけでもありません。
そして、投資を始めるなら少額からやるべきだ。というわけではありませんが、少額投資をして感覚を覚えることが大切なのではないかと思います。
投資をしようか悩んでいる人は、少額投資から始めてみて下さい。
まずは実際にやって、感覚を掴んでいきましょう!