【株式投資の過去・未来】株価は200年で60万倍になっている。貯金よりも投資が大切。
どうも、りゅうちゃんです(@ryu_ryuchandesu)
今回は【株式投資の過去・未来】について書きたいと思います。
「投資は危険!」と思ってる人は、米国株価の200年の推移を見れば気持ちが変わるのではないでしょうか。いや、変わります。それでは、ご覧ください。
[投資の200年の歴史]
まずは、下の図を見てください。
これは「ジェレミー・シーゲル」氏が実証した、1ドルを200年前に「株・長期国債・短期国債・金(GLD)・ドル」それぞれに投資をしたときの実質トータルリターンの結果をチャートにしたものです。
ここで注目して欲しいところは、「株」と「ドル」それぞれのリターンの推移です。
まずは「株」ですが、「株」は上昇・下落を繰り返しながらも、ものすごい勢いで右肩上がりに上昇しています。他の資産とは比べ物にならないほどの上昇率です。
結果、「株」は200年で60万倍の上昇をしています。仮に10万円を投資していたなら、10万円が600億円に化けていることになります。ここまですごいと笑っちゃいますよね。
一方、ドルに関しては現在まで下落を続けています。結果、200年前は1ドルだった価値が0.07ドルにまで下がっています。これは年平均で1.33%の物価が毎年上がると、200年前の1ドルが0.07ドルになる計算です。
なぜ、「株」と「ドル」の間でここまでの『差』が出てしまったのでしょうか。それは、物価の価値が上がり、お金の価値が下がる、「インフレ」が起きているからです。
そして、日本でも同じようにインフレが起きています。日銀の黒田総裁は「物価のインフレ率2%を目標とする。」と言っています。実際、「インフレ率2%」は達成できていないものの、1%前後のインフレが起きているのは事実です。これは複利で増えていくので、年々インフレ率は高まります。
例えば、老後資金のために2000万円の貯金をしているとします。その資金を使うのが数年後ならインフレの影響をあまり受けません。しかし、数十年後に使うために貯金をしているとすれば、インフレによってお金の価値は下がってしまいます。
その結果、貯金した2000万円は目減りしてしまいます。数十年前に2000万円で買えていたモノが数十年後には買えなくなってしまいます。
そのため、この先何十年も生きていく若い年代の人たちは、インフレ対策として貯金よりも株などのインフレに強い資産を保有することが大切です。
[オススメの投資先]
「インフレ対策として株を買おう!」と思っても、銘柄が多かったり、株の価値が下がってしまったりする恐れがあります。では、何を買えば良いのでしょうか。
私は「インデックス・ファンド」への投資をオススメします。
「インデックス」を簡単に説明すると、マーケットにおいて、市場全体の動向を示す指標や指数のことをいいます。日本株だと「日経平均株価」や「東証株価指数(TOPIX)」などで、米国株だと「NYダウ」や「S&P500」などが有名です。
詳しく知りたい人はこちらを見てください。ryu-ryuchan.hatenablog.com
世界三大投資家の一人であるウォーレン・バフェット氏も「S&P500に連動する低コストのインデックス・ファンドを買うのが良い。」と述べています。
何を買うのか悩んだ際には、インデックス・ファンドへの投資を検討してみてください。
「NISA」「iDeCo」の利用
また、「NISA」や「つみたてNISA」、「iDeCo」のような国が勧めている制度を上手く利用して投資するのも良いでしょう。これらは、初心者の人が始めやすく、選ばれた優良商品が多いので安心です。
しかし、選ばれた商品でも「これ、本当に優良か?」と思うような商品も存在します。そのため、買うべき商品は「インデックス投資」+「コストの低い商品」を買うようにしてください。
「NISA」や「iDeCo」のような制度を国が作るということは、「この先、私たちでは老後の面倒を見れないかもしれないので、自分たちで老後資金を確保してください。」というメッセージにもなっているのです。そのため、若い世代は投資で教育資金、住宅資金、老後資金を作るようにしましょう。
[投資をするなら米国株?日本株?]
商品を選ぶ際に悩むことがもう一つあります。それは、「日本株」「米国株」「新興株」「全世界株式」など様々な地域に投資する商品があります。その中で、何を選んでいけば良いのでしょうか。
過去の成長率やリターンを見たら、「米国株」に投資するのが良いと思います。
その理由として、米国は人口が多く(今後も増加していく)、市場も大きいからです。そして何と言っても、Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft(GAFAM)など、世界中の人が使うサービスを提供している企業が多いので、米国株は強いと思います。
そして、全世界の株に投資する投資信託・ETFでも、米国株が半分の割合を占めるポートフォリオにっています。それだけ米国株への信頼があるのでしょう。
また、世界経済は米国でまわっているので、米国株が下落すれば、世界全体で株価は下落するようになっています。
そのため、私は米国株に投資することが良いと思います。
ここ最近、中国もすごい勢いですが、たとえ米国が中国に抜かされるようなことがあっても、株価が急激に下落することはないと思います。
「米国市場だけでは恐い。」と言う人は、世界株式への投資でも良いと思います。
まとめ
ここでまとめに入ります。
- 米国株は200年で60万倍になっている。
- 1ドルが200年で0.07ドルの価値になっている。
- インフレ対策として、株や不動産を買う。
- 投資をするなら米国株のインデックス・ファンドにする。
- 国が勧めている、「NISA」や「つみたてNISA」、「iDeCo」を利用する。
『皆さんも投資をしましょう!』