りゅうちゃんの投資ブログ

20代のサラリーマンが「資産運用・投資」「金融リテラシー」「オススメ本」について書いています。

【比較】VOO(S&P500)とVTI(楽天VTI)どっちを買えば良いのか。

今回は「VOO」と「VTI」の2つを比較していきたいと思います。

 

まず、米国のインデックス投資を始めようと思ったときに悩むことがあると思います。それは、「VOOとVTIのどちらが良いのか。」ということです。私も「積み立てNISA」を始めた時にめちゃくちゃ考えました。(「積み立てNISA」では、「eMAXIS Slim米国株式」と「楽天VTI」ですが、ほぼ同じです。)

 

結論から言いますと、正直「VOO」でも「VTI」でも良いと思います。「なんだよ、、、」と、思うかもしれません。でも、本当なんです。まあ、それぞれの好みですね。

 

では、なぜ「どちらでも良いのか。」これから説明していきます。

 

 

 

 

「VOO」

これは、米国の代表的なS&P 500」指数に連動する投資成績を目指します。つまり、「S&P 500」に組み入れられている銘柄を買っていきます。

 

基本情報

まず、基本情報について書いていきます。

  • 正式名称➡バンガード・S&P500ETF
  • 基準価格(米ドル)➡約226ドル
  • 純資産総額(百万米ドル)➡約130,387ドル
  • 経費率➡0.03%
  • 構成株式銘柄数➡509社

 

 

保有上位銘柄割合

保有上位銘柄の割合は以下のようになっています。

         銘柄   割合
アップル 4.6%
マイクロソフト 4.5%
アルファベット 3.0%
アマゾン 2.9%
フェイスブック 1.8%
バークシャーハサウェイ 1.7%
JPモルガン 1.6%
ジョンソンエンドジョンソン 1.4%
Visa 1.2%
プロクター&ギャンブル 1.2%

 GAFAMがやはり上位に入っています。また、上位に入っている銘柄は日本でも見かける企業が多いですね。

 

 

セクター別の割合

セクター別の割合は以下の通りです。

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「情報技術」「ヘルスケア」「金融」で半分以上を占めていることが分かります。

 

株価推移

ここで、これまでの「VOO」の株価推移をご覧ください。

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楽天証券) 

 きれいな右肩あがりで推移していて、10年近くで2~3倍になっています。今後とも期待できます。

 

 

「VTI」

これは、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」に連動した投資成績を目指します。先ほどの「VOO」が米国の大型株に投資するのに対して、「VTI」は米国の大・中・小型株に投資します。そのため、米国の企業を全て買うイメージになります。

 

基本情報
  • 正式名称➡バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
  • 基準価格(米ドル)➡約124ドル
  • 純資産総額(百万米ドル)➡約131,474ドル
  • 経費率➡0.03%
  • 構成株式銘柄数➡3,579社

 

保有上位銘柄割合
         銘柄   割合
マイクロソフト 3.8%
アップル 3.7%
アルファベット 2.5%
アマゾン 2.4%
フェイスブック 1.6%
バークシャーハサウェイ 1.4%
JPモルガン 1.3%
ジョンソンエンドジョンソン 1.2%
Visa 1.0%
プロクター&ギャンブル 1.0%

「VOO」と割合は変わるものの、保有上位銘柄は変わらないことが分かります。ということは、パフォーマンスも似てくるということです。

 

 

セクター別の割合

 セクター別の割合は以下の通りです。

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 こちらは「テクノロジー」「金融」「消費者サービス」が半分以上を占めています。

 

株価推移

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楽天証券

 こちらも右肩上がりに上がっていて、10年間で4~5倍ほど上がっています。

 

 

 

まとめ

 ここでまとめに入ります。「VOO」と「VTI」どちらが良いのかについては、それぞれの好みだと思います。経費率(0.03%)も同じですし、保有上位銘柄も同じです。また、セクター別の割合で見ても「情報技術(テクノロジー)」と「金融」への偏りが大きいためパフォーマンスが似てきます。

 

違う点で言うと、「銘柄数」です。「米国の大型株だけに投資をしたい!」や「GAFAMを多く保有したい!」と思うなら「VOO」で、「米国のすべての株に投資をしたい!」と思うなら「VTI」に投資すればよいと思います。

 

今後も世界をはじめ米国でも人口が増え、米国の市場はより大きくなるので、株価は上がっていくと思います。そのため、自国の資産だけではなく、米国の資産を持っておくことが大切だと思います。

 

そして、これから投資をしていく人は投資の基本となる「長期・積立・分散」を大切にしていただきたいです。

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