【初心者必見!】「ETF」と「投資信託」投資するならどっちが良いの?
今回は「ETF」と「投資信託」投資をするならどちらが良いのかについて書きます。
投資を始める時、「個別株は怖くてできない。」という方におすすめするのが、「ETF」と「投資信託」です。この2つの仕組みは似ていますが、どちらに投資した方が良いのでしょうか。
「投資信託」と比べて、「ETF」は銘柄名がVOOとかVYMとかアルファベットで難しい印象があります。
人によって資金力が違うと思いますが、今回は初心者の方におすすめするので「投資信託」をおすすめします。
ETFと投資信託の違いは?
- 証券取引所で取引される上場投資信託
- 証券取引所が開いている時間に自由な価格で売買できる
- 指値注文・成行注文ができる
- リアルタイムの価格で取引できる
- 単位指定で購入=10万円~といった高額なものが多い
- 単位指定なので、金額を指定して買うことが出来ない
- 潤沢な資金がないと積み立てすることが出来ない
「投資信託」は100円から少額積立投資が可能です。
- 投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品
- 皆から集めたお金で高額な商品を購入することが出来るようになり、利益は皆で分配する仕組み
- 売買額を指定して買うことができる
- 自動積立で購入できてラク
それぞれの手数料は?
ETF | 投資信託 | |
信託報酬手数料 | 安い | 高い |
販売手数料 | かかる | ほぼかからない |
為替手数料 | かかる(海外ETF) | かからない |
〇信託報酬手数料
一般的にETFの方が信託報酬手数料は安いです。
例えば、全世界株式に投資をするタイプで最安値の商品で比較してみます。
ETF➡ VT 0.09%
このようにどちらも低コストに間違いありませんが、ETFの方が安いことが分かります。同じ投資が出来るのならETFの方が長期保有向きです。
〇販売手数料
投資信託は販売手数料が無料なことが多いです。
ETFは手数料がかかります。
- 約定代金の0.45%
- 最低手数料:5ドル
要するに、10万円ぐらい買うなら手数料は0.45%に抑えることができます。少額だと最低5ドル取られるので、手数料が大きくなります。金額次第ですが、少額だと投資信託の方が手数料面で有利です。
購入する際には、信託報酬手数料と販売手数料の両方を考えて購入するようにしましょう。また、最近では販売手数料のかからないノーロードの投資信託も増えていることから差は縮まっています。
少額で買うなら投資信託、10万円~買うのならETFと使い分けて購入するのも良いと思います。
ここがETFのメリット!
ETFで1番のメリットは、リアルタイムで売買できる事だと思います。
投資信託は買い注文を出したら申し込みがされ、翌日以降に前日の値で買付されます。一方、ETFはリアルタイムで売買されるので、買いたい瞬間に買いたい金額で買うことが可能です。
そのため、相場が大きく動いたときはすぐに売買したいのでETFが良いです。(投資信託はタイムラグが生じる)
ここが投資信託のメリット!
投資信託で1番のメリットは、少額から始められる手軽さだと思います。
現在、100円から投資信託を購入することが出来ます。また、ポイントで投資を始められる会社もあるので、もし下落しても大損することはありません。
初心者にとっては100円から始められるので、勉強がてらに買うことも良いと思います。
まとめ
- 積み立てする場合
➡ 一度の買い付け金額が少額なら投資信託
➡一度の買い付け金額が10万円を超えるならETF
普段は投資信託で積み立てを行い、ある程度の現金は保有しておきましょう。そして、大暴落が起きた時に、保有していた現金でETFの買付を行うようにすると良いと思います。
- NISAを利用する
一般NISAを利用すれば楽天証券やSBI証券では買付手数料が無料になります。そのため、NISAが利用できればETFの弱点がなくなり魅力は高まります。
おわりに
これから100年時代に突入します。最近では、政府の「老後2,000万円問題」が話題になりました。その問題を解決するために、iDeCoやNISAといった制度を利用するよう促しています。
投資は自己責任ですが、始めなければ老後生活は苦しくなってしまいます。個人がこの問題から逃げずに、どうすれば良いのか考え、知識を身につけ、正しい資産運用をしていきましょう。